東洋紡<3101>(東証プライム)は4月14日、100%植物原料由来のポリエチレンフラノエート(PEF)樹脂を用いた二軸延伸フィルムを開発し、6月よりサンプル提供を開始すると発表した。フィルム業界初となる同製品は、環境性能と高機能性を両立する新素材である。

同フィルムは、石油由来のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムと比較して約1.6倍の剛性と、酸素に対して約10倍、水蒸気に対して約2倍のガスバリア性を実現した。独自の製膜技術により、PEF樹脂の配向・結晶化条件を最適化し、高剛性と高ガスバリア性を引き出したことで、電子デバイス用途における信頼性向上や高性能化に寄与する。
薄膜化と高耐久性を両立することで、電子部品の小型化・軽量化、液晶ディスプレーの表面保護、音響部材の高周波特性向上など幅広い用途が見込まれる。今後は光学や表面保護、離型用途などにも展開し、2035年までの早期実用化を目指す方針で、カーボンニュートラルに貢献する素材として普及を図る。
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