OKI<6703>(東証プライム)は4月15日、駅ホームの危険事象をリアルタイムに検知する「ホーム転落検知サポートシステム」の本格展開を開始したと発表した。3DLiDARセンサーを用い、転落やホームと列車の隙間への挟まりなどを検知し、運転士・車掌や駅係員へ即時通知することで、安全確認業務の高度化と見落とし防止を支援する。

同システムは名鉄EIエンジニアと協業し、名古屋鉄道の鉄道駅3駅で運用中である。交通安全白書によると駅ホームからの転落事故は2022年度に約2200件発生しており、可動式ホーム柵の設置が進む一方で導入率は約1割にとどまる。こうした状況に加え、人手不足の進行により安全監視業務の負担軽減が課題となっている。
同システムは高密度レーザーデータによる立体検知で高精度な危険把握を実現し、在線・非在線を問わず監視可能で無人駅にも対応する。構成はセンサーと制御部のみで既存設備への導入が容易な点も特徴である。OKIは2030年までに200セットの販売を目標に掲げ、全国の鉄道事業者への展開を進め、交通インフラの安全性向上と業務効率化に貢献する方針である。
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