新コスモス電機<6824>(東証スタンダード)は4月15日、ENEOSグローブ、東京ガスエンジニアリングソリューションズ、NeoRealXと共同で、ガス漏えいを可視化するARレーザーガス可視化装置「Laser Gas Visualizer」を開発したと発表した。同装置は2026年3月31日に開発されたもので、従来は見えないリスクであったガス漏えいを直感的に把握できる技術である。

都市ガスやLPガス、化学プラントで扱う可燃性・有毒性ガスは広く利用される一方、漏えい時の爆発や中毒のリスクがある。従来はレーザー式検知器で遠隔検知が可能であったが、得られるのはコラム密度と呼ばれる数値情報にとどまり、漏えいの空間分布は熟練検査者の経験に依存していた。インフラ老朽化や人材不足が進む中、非熟練者でも効率的に検知できるスマート保安技術の需要が高まっていた。
同システムはレーザー検知の“線情報”をAR技術により“空間情報”へ変換し、ガス雲として視野内に表示する点が特徴である。ヘルメット装着型検知器とARグラスを連携し、ハンズフリーで漏えい箇所を探索可能とするほか、音声ガイダンスなどにより作業効率と安全性を向上させる。今後はフィールドテストを経て2027年の製品化を目指し、メタン以外のガス種への対応も進める方針である。
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