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2026年04月16日

スクウェア・エニックス、写植指定AIを段階導入、年間約3000時間の編集負荷軽減へ

■吹き出し形状と文字データを解析し、最適なフォントや配置候補を提示

 スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>(東証プライム)傘下のスクウェア・エニックスは4月16日、マンガ編集工程における「写植指定」の効率化を目的に、「写植指定AI」を出版事業本部コミック編集部へ段階的に導入すると発表した。写植指定は、吹き出し内のセリフやナレーションに対し、フォント、サイズ、スタイル、配置を編集者が手作業で調整する工程で、同社では年間約3000時間が費やされているという。

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 同ツールは、出資先のMantraと共同開発したもので、マンガ特化型ツール「Mantra Engine」の一部を応用した。AIが原稿内の吹き出し形状と文字データを認識し、最適なフォントや文字サイズ、配置候補を提案する仕組みで、最終判断は編集者が行う。品質を維持しつつ、作業時間の短縮を図る。

 同社によると、本ツールは絵柄や物語の文脈を学習せず、吹き出し形状と文字データの認識に限定した設計とした。βテストでは計1516ページを対象に検証し、継続利用意向は100%、総合満足度は73%だった。今後はフォントサイズの精度や処理速度の向上を進め、編集者が作家支援や作品プロモーションにより注力できる環境整備につなげる考えだ。

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