インテージホールディングス<4326>(東証プライム)グループの協和企画は4月17日、『小児RSウイルス呼吸器感染症診療ガイドライン2026』の発行を発表した。日本小児呼吸器学会および日本新生児成育医学会が作成したもので、2021年版の改訂として、RSウイルス感染症診療を巡る環境変化に対応した内容となっている。RSウイルス感染症は多くが自然軽快する一方、早産児や基礎疾患を有する乳幼児では重症化リスクが高く、世界では5歳未満で年間3300万人が発症、360万人が入院、10万1400人が死亡するとの推計がある。

背景には、国内で2026年4月から母子免疫ワクチンが定期接種化されたことに加え、複数の抗体医薬品の開発・普及により重症化予防手段が拡充している点がある。とりわけ生後6か月未満の乳児では年間140万人が入院、4万5700人が死亡するとの推計もあり、早期予防と適切な診療指針の整備が喫緊の課題となっている。こうした状況を踏まえ、本書は最新の知見を反映し、診療現場における判断支援を目的に改訂された。
同書は、小児科や新生児科にとどまらず、妊婦や高齢者を診る産科・内科医、行政機関、保育施設関係者など幅広い関係者を対象に構成した点が特徴である。判断に迷いやすいテーマを10のクリニカルクエスチョンとして整理し、推奨グレードを明示したほか、基礎疾患やワクチン・薬剤ごとに章立てするなど閲覧性も高めた。第129回日本小児科学会学術集会で先行販売される予定で、全国書店でも注文購入が可能である。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!

































