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2026年04月26日

災害は忘れたころにやって来る 天井は安心した時に襲って来る=犬丸正寛の相場格言=犬丸正寛の相場格言

【先人の教えを格言で解説!】
(犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に残した相場格言を定期的に紹介。)※最新の情報に修正を加えてあります

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■災害は忘れたころにやって来る 天井は安心した時に襲って来る

 災害は記憶が薄れたころに起きる。相場の天井は、投資家が不安を忘れ、安心しきったころに近づく。

 大きな災害は、時に長い年月を経て発生する。そのため、人々の記憶から教訓が薄れ、防災意識が緩んだころに突然襲ってくる怖さがある。相場にも似た面がある。ただし、災害が「忘れたころ」にやって来るのに対し、相場の転機は「安心したとき」に訪れやすい。この違いを意識しておくことが、投資家には欠かせない。

 相場が上昇を続けると、マーケットには楽観的な見方が広がる。株価が節目を回復し、先高観を示すレポートや強気の予想が増えると、投資家心理は一気に明るくなる。だが、誰もが「まだ上がる」「もう大丈夫」と感じ始めた瞬間こそ、相場は反転のきっかけを内側に抱え込みやすい。安心感が広がるほど、利益確定売りや悪材料への反応は大きくなり、急落につながることもある。

 1989年の最高値局面でも、日経平均は4万円を超え、さらに6万円も期待できるとの強気な見方が広がった。多くの市場参加者が上昇相場を当然視し、安心感に包まれていた。しかし、相場はその後、大きな転換点を迎えた。過去の経験は、過度な楽観が天井圏のサインになり得ることを示している。

 個人投資家は、どれほど相場環境が良く見えるときでも、心の中に2割程度の慎重さを残しておきたい。自分の中に「絶対に大丈夫」「今回は違う」という気持ちが芽生えたときは、むしろ危険信号と受け止めるべきである。周囲も強気、自分も強気になったとき、相場はすでに天井に近づいている可能性がある。安心しきった瞬間こそ、最も冷静さが求められる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

犬丸正寛の相場格言ブログ

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:51 | コラム