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2026年04月30日

テラドローン、ウクライナ固定翼型迎撃ドローン企業へ追加戦略出資

【「Terra A2」で広域防空レイヤーを獲得、多層型防衛システムを強化】

■固定翼型迎撃ドローン企業に出資

 Terra Drone<278A>(東証グロース)は4月28日、子会社のTerra Inspectioneeringを通じて、ウクライナで固定翼型迎撃ドローンの開発・製造を行うディフェンステック企業WinnyLab LLC社に戦略的出資を実施すると発表した。先に実施したロケット型迎撃ドローン企業アメイジング・ドローンズ社への出資に続くもので、迎撃ドローン領域における多層型防衛ポートフォリオを強化する。

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■「Terra A2」で長距離・長時間対応

 今回の出資により、同社は近距離即応型の迎撃能力に加え、長距離・長時間対応が可能な固定翼型迎撃能力を新たに獲得する。新製品の迎撃ドローン「Terra A2」は、高度な航空力学設計と機体全体の最適化により、最大312km/hで飛行し、75kmの広域カバー能力と40分以上の飛行持続時間を備える。レーダーシステムとの連携運用を前提とし、空域の監視から標的の検知・追尾・無力化までを1機で完結できるとしている。

■ロケット型との二層構造を構築

 同社はすでに、ロケット型迎撃ドローン企業への出資と「Terra A1」を通じて、即応性の高い近接防衛能力の強化を進めている。固定翼型「Terra A2」は前段防衛として広域監視、長時間哨戒、長距離迎撃、早期対処を担い、ロケット型「Terra A1」は最終防衛として高速発進、即時迎撃、近距離対応、拠点防護を担う。2種類の迎撃アセットを組み合わせることで、脅威の距離・速度・侵入経路に応じた迎撃手段の選択を可能にする。

■27年1月期業績への影響は軽微

 今後は両技術の統合、量産体制の確立、各国法規制に準拠した供給網の整備を進め、都市防衛、重要インフラ防護、国境監視・警備、各国防衛機関向け用途への展開を加速する。あわせて、迎撃ドローン「Terra A1」については実運用環境下で長距離無人機脅威への対処能力を確認し、実運用映像を公開した。同件の2027年1月期連結業績への影響は現時点で軽微としている。

■株価は急騰、迎撃ドローン材料で年初来高値を更新

 株価は急騰し、一時前日比1270円高の9040円まで上げ、年初来高値を更新した。ウクライナ企業への戦略出資や迎撃ドローン「Terra A1」の実運用成果が材料視された。防衛ドローン事業の成長期待が買いを集めた一方、PBRは17倍台と高く、信用買い残も積み上がっており、短期的な値動きには注意が必要だ。

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