企業情報オンライン(総合版) - You Tube
2026年04月30日

【生成AIに関するアンケート調査】大企業の約6割が組織的活用を推進、人員配置見直しも視野に

seisei1.jpg

■「会社として活用を推進」は全体の20.3%、方針未定は13.4ポイント低下

 東京商工リサーチ(TSRデータインサイト)は4月27日、2026年4月「生成AI」に関するアンケート調査の結果を発表した。生成AIツールを「会社として活用を推進」している企業は20.3%(6,327社中1,289社)となり、5社に1社に達した。「方針は決めていない」は37.5%(2,374社)で最多だったが、前回調査の50.9%から13.4ポイント低下し、様子見姿勢の後退が鮮明となった。

■大企業は約6割が組織導入、中小企業は個人利用も拡大

 規模別では、大企業で「会社として活用を推進」が36.4%(455社中166社)と最も高く、「部門によっては活用を推進」の22.6%(103社)を合わせると59.1%に達した。前回の43.3%から15.8ポイント上昇し、個人利用から組織的な本格導入へ軸足が移り始めている。中小企業も組織的活用は32.3%に上昇したが、「方針は決めていない」が38.7%で最多となった。

■情報通信業が活用率64.4%で首位

 産業別では、「全社で・部門毎に活用を推進」は情報通信業が64.4%(349社中225社)で最も高く、金融・保険業が42.4%(66社中28社)、サービス業他が38.5%(1,282社中494社)で続いた。一方、農・林・漁・鉱業では「方針は決めていない」が53.9%、建設業も47.3%と高く、業種により導入状況に差がみられた。

■早期退職は限定的も、人員構成見直しが焦点に

 今後5年以内にホワイトカラーの早期退職を募集する可能性が「ある」とした企業は3.6%(211社)にとどまり、直ちに大規模な人員削減へつながる状況にはない。ただ、生成AIを組織的に活用する企業では、人員構成に何らかの影響があるとの回答が53.4%を占めた。「既存業務の効率化で、従業員を配置転換する可能性がある」は28.9%、大企業では46.7%に達し、配置転換を軸に見直しが具体化しつつある。

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:44 | 政治・経済・調査結果