企業情報オンライン(総合版) - You Tube
2026年05月02日

人も株も孤独に耐え己を磨いてこそ飛躍する=犬丸正寛の相場格言

【先人の教えを格言で解説!】
(犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に残した相場格言を定期的に紹介。)※最新の情報に修正を加えてあります

hitomo1.jpg

■人も株も孤独に耐え己を磨いてこそ飛躍する

 人も株も、いつも脚光を浴び続けることはできない。人は注目の中心から外れたとき、孤独や停滞を強く意識する。しかし、その時間は決して無駄ではない。外部の評価から離れるからこそ、自分自身と向き合い、弱点を見つめ直し、次の好機に備えることができる。

 株式相場も同じである。かつて人気を集めた銘柄が、材料一巡や需給悪化によって市場の関心を失い、株価が動かなくなることがある。相場における「孤独」とは、値動きの乏しいモミ合いや低迷局面を指す。多くの投資家が離れる中で、企業が何をしているかが問われる。

 株価が横ばいでも、企業が止まっているとは限らない。利益率の改善、コスト構造の見直し、新製品の開発、事業領域の拡大、財務体質の強化などに地道に取り組んでいれば、評価が変わる瞬間を内に秘めている。市場から忘れられている間に力を蓄えた銘柄は、相場の潮目が変わった時に見直される可能性がある。

 一方で、ただ放置されているだけの銘柄には注意が必要だ。モミ合いが続く理由が、成長力の鈍化や収益力の弱さ、経営課題の先送りにあるなら、時間の経過は必ずしも味方にならない。孤独に耐えているように見えても、実際には己を磨いていない銘柄もある。

 「人も株も孤独に耐え己を磨いてこそ飛躍する」とは、停滞を恐れず、その時間を成長の準備に変えよという教えである。評価されない時間をどう過ごしたかが、その後の飛躍を分ける。人も企業も、静かな時期に蓄えた力こそが、次の上昇を生む原動力となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:02 | コラム