ファブリカホールディングス<4193>(東証スタンダード)の完全子会社ファブリカコミュニケーションズは4月30日、中古車情報サイト「車選びドットコム」による「中古車市場統計レポート(2026年3月版)」を公表した。3月の新車登録台数は45万102台で前月比124.1%、中古車登録台数は74万3944台で同152.3%と、年度末需要を背景に大きく増加した。一方、前年比では新車が90.1%、中古車が95.8%と、ともに前年同月を下回った。

■良質車両の不足続くなか、UAE向け物流停滞やコスト上昇が相場を揺さぶる
中古車市場では、慢性的な車両不足と海外からの旺盛な需要を背景に高値圏での推移が続いた。2月にはUSSのAA平均成約単価が前年同月比9.5%増の138万円となり、2カ月連続で過去最高を更新した流れを受け、3月も相場は大きく下落せず高水準を維持した。ただ、新車市場の回復遅れにより下取りの停滞が続き、良質な車両の流通量不足と販売店間の仕入れ競争が長期化している。
足元では中東情勢の急変に伴い、主要輸出先であるUAE向け物流に停滞が生じ、輸出需要に支えられていたSUVなどが国内市場へ流入する可能性が指摘されている。運賃や陸送費の高騰、原油高に起因する塗装用シンナーの大幅値上げも重なり、高値在庫を抱える店舗の資金繰り悪化が顕在化している。販売店には、AA仕入れへの過度な依存を見直し、一般ユーザーからの直接買取強化や軽自動車など国内需要向け車種へのシフト、滞留在庫の早期見直しが求められる。
■中古⾞市場統計レポート(2026年3⽉)詳細
https://www.kurumaerabi.co.jp/useful-details/1356/
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