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2026年05月07日

【どう見るこの相場】中東緊張の緩和観測とAI株高が追い風、連休明け相場は半導体・成長株へ視線も

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【原油急落で過度な警戒感後退、AMDの好内容がハイテク株買いを誘発】

■中東情勢の緩和観測が市場心理を下支え

 ホルムズ海峡を巡る緊張が意識されていた東京市場に、連休明け後の相場を支える材料が浮上している。6日の米国株式市場では主要株価指数が大きく上昇した。米国とイランの対立収束に向けた協議進展が伝わり、原油相場が急落したことで、投資家心理が改善した。米国産標準油種WTIの中心限月6月物は前日比7.19ドル安の1バレル=95.08ドルとなり、中東リスクを背景にした原油高警戒はいったん和らいだ。

■原油安でインフレ懸念が後退、リスク資産に追い風

 原油価格の大幅下落は、エネルギー価格を通じたインフレ再燃懸念を弱める材料となる。長期金利の上昇圧力が抑えられれば、株式市場ではリスク資産を選好する動きが強まりやすい。これまで連休明けの東京市場では、ホルムズ海峡の緊張を背景に、資源株や金先物関連株への物色が焦点とみられていた。しかし、中東情勢の緩和観測が強まれば、投資家の視線は原油高・金高をにらんだ有事関連から、景気敏感株、輸出関連株、AI・半導体関連株へ移る可能性がある。ドル・円が156円台で推移したことも、輸出採算への期待を支える材料となりそうだ。

■AMDの好内容でAI・半導体関連に物色波及も

 米国市場では、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の決算と先行き見通しが好感され、AI関連株に買いが広がった。東京市場でも、米ハイテク株高を受け、アドバンテスト<6857>(東証プライム)東京エレクトロン<8035>(東証プライム)レーザーテック<6920>(東証プライム)ディスコ<6146>(東証プライム)ソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)などに関心が向かう公算がある。指数寄与度の高い半導体・AI関連株が買われれば、日経平均の押し上げ役として再び存在感を高めそうだ。

■資源株は上値追い一服、金関連株は選別局面へ

 一方、原油相場の急落は、INPEX<1605>(東証プライム)石油資源開発<1662>(東証プライム)K&Oエナジーグループ<1663>(東証プライム)出光興産<5019>(東証プライム)など資源関連株には上値を抑える要因となる。三井物産<8031>(東証プライム)三菱商事<8058>(東証プライム)など総合商社株も、資源価格の調整を織り込みながら個別材料を見極める展開となろう。金先物関連株では、住友金属鉱山<5713>(東証プライム)三井金属<5706>(東証プライム)三菱マテリアル<5711>(東証プライム)DOWAホールディングス<5714>(東証プライム)などに短期的な選別色が強まりそうだ。

■相場の主役は「有事対応」から「成長期待」へ

 連休前の市場では、中東情勢の緊迫化を前提に、原油高、金価格、海運リスク、資源関連株の再評価が意識されていた。だが、米国とイランの関係改善への期待が高まり、原油相場が急落したことで、投資テーマは修正を迫られている。連休明けの東京市場では、資源株の再上昇を追うよりも、米国発のAI投資拡大、半導体需要の底堅さ、円安メリットを手掛かりに、主力成長株の上値余地を探る展開となる可能性もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:44 | どう見るこの相場