
■包装・資材費の上昇圧力が強まり、食品メーカーの価格改定リスクが再浮上
帝国データバンクは4月30日、「食品主要195社」価格改定動向調査―2026年5月を発表した。2026年5月の飲食料品値上げは合計70品目となり、単月の値上げ品目数が100品目を下回るのは今年1月以来、4カ月ぶりとなった。食品分野別では、チョコレート菓子など「菓子」が38品目で最も多かった。
2026年の値上げは、1〜9月までの累計で6290品目となった。前年同時期の2025年4月調査時点で1万4409品目だったことに比べ、前年比6割減ペースで推移している。一方、1回当たり平均値上げ率は15%と前年通年と同程度の水準を維持した。分野別では「調味料」が2053品目で最多となり、「加工食品」が1993品目、「酒類・飲料」が1074品目で続いた。
値上げ要因では、「原材料高」が99.6%に達し、2023年の集計開始以降で最も高い水準となった。「包装・資材」も69.9%と前年4月調査時点の60.2%を大きく上回り、年間では過去最高ペースで推移している。中東情勢の悪化に伴うナフサ供給不安を背景に、食品包装フィルムなど石油由来の樹脂素材でコスト上昇圧力が強まっており、早ければ今夏以降、飲食料品の値上げラッシュが再燃する可能性がある。
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