
■備蓄米放出でコメ価格は下落、野菜や肉類の高止まりが値下げを抑制
帝国データバンクは5月8日、「カレーライス物価指数(2026年基準改定)」調査の2026年3月分を発表した。家庭でカレーライスを調理する際に必要な原材料や水道光熱費などの価格を基に、食卓への物価高の影響を可視化したもので、3月平均は1食あたり362円となった。
前年同月の339円からは23円、6.8%上昇したものの、調査開始以降で最高値を更新した2026年1月の370円からは8円低下し、2カ月連続で前月を下回った。2025年度平均は353円/1食で、10年間で100円、約4割上昇した。
メニュー別では全メニューが前年を上回った。最も値上げ率が高かったのはチキンカレーで、前年から10.2%上昇した。一方、野菜カレーは前年から6円、2.3%の上昇にとどまった。カレーライス物価指数は139.8となり、140を下回るのは2025年10月以来、5カ月ぶりとなった。
コメは政府による備蓄米放出や令和7年産米の流通で最高値から1割前後値を下げ、物価上昇の抑制要因となった。ただ、ジャガイモやタマネギなど主要野菜の高値、輸入豚肉や国産豚肉、鶏肉の価格高止まりが重荷となった。4月は361円前後を見込み、3カ月連続の低下が予想されるが、中東情勢悪化に伴う原油・ナフサ高で、夏以降に反転上昇する可能性がある。
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