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2026年05月11日

【株式市場特集】「第2のソニーG」候補を探る、年初来安値218銘柄に決算発表で反騰妙味

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■低PER・株主還元実績株に照準

 今週の当コラムでは、「第2のソニーG<6758>(東証プライム)」を期待して前週末8日に全市場で年初来安値を更新した218銘柄のなかから業績期待に応えてくれそうな銘柄をセレクトすることにした。前提は低PERでなおかつ過去に株式還元策の変更、増配、自己株式取得、株式分割などの実績のある銘柄である。主力株、小型株、万年出遅れ株などに数多く候補株が浮上しており、この決算発表日に「下げた株ほどよく戻す」かスタンバイしておくのも一法となりそうだ。

■PER11倍〜13倍の主力3銘柄にPER4倍の超割安株も

 主力株では、日経平均株価の構成銘柄に採用の東京建物<8804>(東証プライム)東急<9005>(東証プライム)KDDI<9433>(東証プライム)が、5月12日〜13日に発表を予定している3月期決算が要注目となる。東京建物は、京橋三丁目開発事業や大阪南港エリアで進めているデータセンター建設の大規模投資を吸収して今12月期第1四半期業績がどう着地するかがポイントとなり、東急は、集計中の前3月期業績を2回上方修正し増配もしており、今期の業績ガイダンスへの期待は高い。KDDIは、今年1月に子会社の不適切取引が判明して株価が急落し、前期業績も下方修正しており、一件落着となるかどうか、今期業績の動向がカギとなる。3銘柄のPER評価は、11倍〜13倍と市場平均を下回る。

 主力株よりさらに超割安で売られ過ぎを示唆している年初来安値銘柄も多い。低PER順に挙げるとPER4.9倍のアルゴグラフィックス<7595>(東証プライム)以下、5.6倍のソマール<8152>(東証スタンダード)塩水港精糖<2112>(東証スタンダード)、6.3倍のホクリヨウ<1384>(東証スタンダード)、6.4倍の神栄<3004>(東証スタンダード)夢みつけ隊<2673>(東証スタンダード)、6.6倍のヤマックス<5285>(東証スタンダード)と続いてベスト7となる。このうちアルゴグラフィックスは、SCSK<9719>(東証プライム)の株式公開買い付けに応募して160億円超の株式売却益を計上したことが要因となっており、5月15日の決算発表時にこの一巡をカバーして今期業績のガイダンスがどうなるかウオッチは怠れない。また神栄の年初来安値更新は、コンデンサ事業撤退損で業績を下方修正したことが響き、ホクリヨウは、鶏舎一棟で火災事故が発生したことが要因となっており、5月14日、15日にそれぞれ予定している決算発表時での次期業績ガイダンスへの期待も高まりそうだ。

■マーケットからお呼びの掛からない不動産株、バイオ株にもターニング好機か?!

 マーケットからほとんど無視され年初来安値を更新したセクター株にも売られ過ぎを示唆する銘柄が目立つ。その代表は不動産セクターと医薬品セクターである。不動産株は、日本銀行の金融政策正常化を背景に長期金利が上昇し住宅ローン金利が相次いで引き上げられる悪事業環境下、それでも業績を上方修正し配当も増配する銘柄が続出したが、市場の正当な評価を受けず年初来安値に沈む銘柄が後を絶たない。このうちとくに売られ過ぎをアピールする低PER株は、目下集計中の前期業績を上方修正して配当も増配した5.4倍の明和地所<8869>(東証スタンダード)以下、6.1倍のサンヨーホームズ<1420>(東証スタンダード)、6.3倍のフェイスネットワーク<3489>(東証スタンダード)、8.0倍のエスリード<8877>(東証プライム)、9.5倍のスターツコーポレーション<8850>(東証プライム)、11倍の東京建物と続く。すでに先発して決算を発表した同業他社には次期の事業環境に不確定な要素が多いとして業績予想を未定としたケースも出ており、5月11日から15日に予定している決算発表時の各社の業績ガイダンスの注目は怠れない。

 マーケットには「困ったときはバイオ頼み」とのアノマリーがあり、かつての相場混迷時には医薬品株が動意付いたものだが、AI(人工知能)関連株相場ではまったくお呼びが掛からず年初来安値を更新する銘柄も少なくない。そのなかでも売られ過ぎを示唆する低PER株には住友ファーマ<4506>(東証プライム)日本新薬<4516>(東証プライム)理研ビタミン<4526>(東証プライム)扶桑薬品工業<4538>(東証プライム)ツムラ<4540>(東証プライム)などがあり、各社が5月12日〜13日に予定している決算発表がターニングポイントとなるか試してみる価値はありそうだ。またAI・半導体関連株の一角を形成する新田ゼラチン<4977>(東証スタンダード)ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>(東証スタンダード)KYORITSU<7795>(東証スタンダード)DAIKO XTECH<8023>(東証スタンダード)も年初来安値から売られ過ぎをアピールすることになりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:54 | 特集