ZenmuTech<338A>(東証グロース)、イージス・アプリケーション、Technica AIの3社は5月11日、機密情報を単独では意味を持たず復元できない分散片に変換して分散保管し、安全なAI活用を可能にする「秘密分散×RAG(検索拡張生成)ソリューション」を共同開発したと発表した。ZenmuTechは秘密分散エンジン「ZENMU Engine」によるデータ無意味化・分散管理技術を提供し、Technica AIはRAGおよびAI活用基盤の設計・実装を担う。

同技術は、文書を検索・参照して回答を生成するRAGの導入で課題となるデータ漏洩、暗号鍵の流出、内部不正のリスク低減を狙う。元データを複数の「シェア(分散片)」に分割し、物理的に離れたサーバへ保存するため、単一サーバから盗難されても元情報を復元できない。AI処理時はメモリ上で一時的に復元し、処理完了後に即時消去する。
3社は同技術について、2026年3月12日に特許出願(特願2026−39556)を完了した。防衛、官公庁、金融、医療、製造業など高いセキュリティ水準を求める分野向けに、生成AI活用の基盤技術として提供を目指す。2026年4月から産業技術総合研究所で安全性評価を開始しており、今後は権利化、プロトタイプ公開、先行導入ユーザーとの実証実験を進める。
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