■2ブランド体制を維持し、金融・非金融サービスとIT・DX投資を強化
あいちフィナンシャルグループ<7389>(東証プライム・名証プレミア)と三十三フィナンシャルグループ<7322>(東証プライム・名証プレミア)は5月13日、両社間の合併による経営統合に向け、協議・検討を進めることで基本合意書を締結したと発表した。愛知県、三重県に本店を置く地域金融グループ同士の統合で、相互信頼と対等の精神に基づき、東海地域での競争力向上を図る。
■ものづくり産業が集積する東海地域で競争力を高める
愛知県と三重県は製造業が盛んな「ものづくり県」であり、東海地域は日本のものづくり産業を牽引する産業集積地と位置付けられる。一方、人口減少・少子高齢化、「金利ある世界」への移行、IT・デジタル技術の進展による競争激化など、地域金融機関を取り巻く環境は大きく変化している。両社は、経営資源を相互活用することが地域の発展と企業価値向上に資すると判断した。
■事業承継や本業支援を強化し、金融・非金融サービスを拡充
経営統合では、愛知県、三重県および近接地域でのプレゼンスを高め、地域経済・社会の持続的発展に貢献する方針。高度なファイナンススキルやグループ会社機能、顧客基盤、情報、ネットワークを活用し、事業承継やビジネスマッチングなどの本業支援を強化する。間接部門の一体運営や共同店舗による店舗ネットワークの最適化、IT・DX投資、新たな事業領域への参入も検討する。
統合後は、単純合算で総資産11兆6209億円、預金等残高10兆98億円、貸出金残高8兆1514億円、当期純利益278億円、従業員数5023人、店舗数362店舗の規模となる見込み。あいち銀行と三十三銀行のブランドおよび拠点網は維持する。今後は統合準備委員会を設置し、2026年9月に最終契約と吸収合併契約を締結、同年12月に両社臨時株主総会を開き、2027年4月1日に合併の効力発生日を迎える予定としている。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!
2026年05月13日

































