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2026年05月14日

建設技術研究所、26年12月期1Qは2桁増益、国内外事業が伸長し通期2桁増益予想を据え置き

(決算速報)
 建設技術研究所<9621>(東証プライム)は5月13日に26年12月期第1四半期連結業績を発表した。増収・2桁増益と順調だった。国内、海外とも増収増益だった。そして通期の増収・2桁増益、増配予想を据え置いた。国土強靭化関連など事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は水準を切り下げる形となって軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。

■26年12月期1Q2桁増益と順調、通期2桁増益予想据え置き

 26年12月期第1四半期の連結業績は売上高が前年同期比6.2%増の319億77百万円、営業利益が12.1%増の65億71百万円、経常利益が13.3%増の66億16百万円、親会社株主帰属四半期純利益が14.6%増の44億60百万円だった。グループ全体の受注高は8.9%増の261億56百万円だった。

 増収・2桁増益と順調だった。国内、海外とも増収増益だった。業務の順調な進捗に加え、効率化による原価率低下も寄与した。

 セグメント別(セグメント間取引消去前)に見ると、国内建設コンサルティング事業は受注高が3.6%増の181億32百万円、売上高が4.0%増の235億45百万円、営業利益が10.8%増の65億27百万円だった。受注高は国土交通省や民間を中心に増加した。売上高は前年の繰り越し業務の順調な進捗・完成により増収となり、営業利益は業務効率化による原価率低下も寄与して2桁増益だった。

 海外建設コンサルティング事業は受注高が23.0%増の80億24百万円、売上高が12.9%増の84億32百万円、営業利益が45百万円(前年同期は29百万円の損失)だった。受注高(海外子会社の為替評価による影響額を除くベースの増減率は5.2%増)は英Waterman社が好調だった。売上高(同3.8%増収)も英Waterman社が好調だった。営業利益は建設技研インターナショナル(CTII)の売上進捗遅れを英Waterman社の好調でカバーした。

 通期連結業績予想は前回予想(26年2月13日付の期初公表値)を据え置いて、受注高が前期比4.3%減の1050億円、売上高が3.9%増の1050億円、営業利益が14.9%増の105億円、経常利益が12.3%増の105億円、親会社株主帰属当期純利益が17.6%増の70億円としている。配当予想は前期比3円増配の78円(期末一括)としている。予想配当性向は30.5%となる。

 セグメント別(セグメント間取引消去前)の計画は、国内建設コンサルティング事業の受注高が0.6%減の720億円、売上高が3.3%増の720億円、営業利益が13.8%増の98億円、海外建設コンサルティング事業の受注高が11.5%減の330億円、売上高が5.4%増の330億円、営業利益が28.7%増の7億円としている

 国内建設コンサルティング事業は人員増加、生産性向上、原価率および販管費比率の低下により増収増益を見込む。海外建設コンサルティング事業は前期受注の大型案件の進捗管理徹底、原価率および販管費比率の低下により増収増益を見込む。なお第1四半期の進捗率は受注高24.9%、売上高30.5%、営業利益62.6%、経常利益63.0%、親会社株主帰属当期純利益63.7%である。公共事業が主力で業務の進捗が年度末に集中するため、売上高および営業利益は第1四半期に偏重する収益特性だが、国土強靭化関連など事業環境は良好であり、積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は調整一巡

 株価は水準を切り下げる形となって軟調だが、調整一巡して出直りを期待したい。5月13日の終値は2745円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS256円05銭で算出)は約11倍、今期予想配当利回り(会社予想の78円で算出)は約2.8%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2412円45銭で算出)は約1.1倍、そして時価総額は約777億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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