企業情報オンライン(総合版) - You Tube
2026年05月14日

【どう見るこの株】ランディックス、6期連続増配を予定、富裕層向け不動産モデルが収益を下支え

dou1.jpg

■期初の確定在庫は今期予想売り上げの8割、業績目標達成へ視界良好

 ランディックス<2981>(東証グロース)は、前日13日に208円安の2070円と3営業日ぶりに急反落して引け、3月23日につけた年初来安値2036円へ目前となった。国内債券市場で新発10年物国債利回りが一時、2.600%と29年ぶりの水準に上昇したことから、住宅ローン金利の上昇など不動産業界にとっては逆風になるとして底上げ途上にある同社株にも利益を確定する売り物が再燃した。

 ただ同社のビジネスモデルは、住宅用不動産や投資用不動産の購入ニーズが旺盛な東京城南エリアが中心で、ターゲット顧客も富裕層となっており、富裕層は相対的に資金力が豊富であり、長期金利上昇の影響は限定的にとどまる。

 現に5月12日の3月期決算の発表では、今2027年3月期業績を連続過去最高更新と予想し、配当も6期連続の増配を予定しており、この急落場面は突っ込み買いのチャンスとなりそうだ。この日の株価急落で、同社のPERが、6.2倍と東証グロース市場の低PERランキングの第4位とトップ10入りすることも側面サポート材料として浮上する。

■今期期初の確定在庫は237億円とすでに今期予想売り上げの8割を達成

 同社の3月期業績は、前2026年3月期業績が期中の2回の上方修正値を上ぶれて着地したあと、売り上げ285億円(前期比21.1%増)、営業利益32億3000万円(同7.6%増)、経常利益28億円(同4.3%増)、純利益18億8500万円(同1.9%増)と予想され、連続して過去最高を更新する。

 同社は、東京城南6区を主力エリアに富裕層向けに住宅用不動産や収益不動産を開発・販売しており、顧客との信頼関係をベースに長期取引を積み上げるトラスト・ストック型のビジネスモデルを展開しており、成約顧客の30.5%が紹介・リピート顧客で占められている。今期期初段階ですでに確定在庫が237億円と今期売り上げの8割を達成しており、残りも年間仕入れ額が303億円、平均在庫期間が4.9カ月となっていることから業績目標を達成可能としている。

 配当は、前期に第1四半期の好決算や前期の上方修正とともに2回増配したが、今期も年間配当を56円(前期実績47円)へ引き上げて6期増配の増配を予定し、この間の配当金は2.8倍となる。このほか株主還元策として2025年6月30日を基準日に株式分割(1株を2株に分割)を実施したほか、設立25周年を記念した株主優待制度も導入している。

■PERは6.2倍と東証グロース市場ランキングの第4位と売られ過ぎを示唆し底上げに再発進

 株価は、前期配当の増配、前期第2四半期業績の上方修正・再増配、前期通期業績の上方修正と好材料に反応して昨年来高値2970円まで右肩上がりトレンドを続け、2115円と調整したあと今年2月の前期業績の再上方修正で年初来高値2588円へ買い直され、相場全般がハイテク株中心に上値を追い長期金利も上昇するなか年初来安値2036円へ再調整し、売られ過ぎとして戻りを窺っていた。

 前日は再び年初来安値目前となったが、PERは6.2倍と東証グロース市場の低PERランキングの第4位と売られ過ぎを示唆している。突っ込み買いから再度、底上げしまず昨年来高値から年初来安値への調整幅の3分の1戻しの2347円を奪回し次いで半値戻しの2503円を目指すなど戻りにトライしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:39 | どう見るこの株