企業情報オンライン(総合版) - You Tube
2026年05月14日

伊藤園、日本茶の需給構造転換に対応、純国産茶葉100%と産地育成を推進

■輸出拡大と輸入増が同時進行、ハイブリッド生産方式で持続可能な生産基盤を強化

 伊藤園<2593>(東証プライム)は5月12日、世界的な抹茶需要の拡大を背景に、日本茶を取り巻く需給構造が大きく変化している現状を共有し、持続可能な生産基盤の強化と日本茶の価値向上に向けた取組みを発表した。発表会「日本茶の発展的未来に向けて〜生産者とともに。日本茶を世界へ〜」を東京都内で開催した。

itouenn1.jpg

 海外市場では抹茶を中心に需要が拡大し、日本茶の輸出量は過去20年で約11倍に増加した。一方、国内では生産量が過去20年で約30%減少し、農家戸数も15年で約65%減少するなど、生産基盤の縮小が進む。2025年のお茶の輸入は前年比52%増加しており、同社は「純国産茶葉100%」「新茶産地育成事業」「進グローバル展開」の3施策を打ち出した。

 「純国産茶葉100%」では、日本の生産者とともに産地づくりを進める姿勢を明確にし、5月18日から順次、「お〜いお茶」ブランドのパッケージに同表記を開始する。50周年を迎えた「茶産地育成事業」では、需給に応じて碾茶と煎茶を同一工場で生産できる「ハイブリッド生産方式」を推進し、生産者の経営安定化を図る。

 同社は、ナショナルGI「日本茶」構想への支援・推進も表明した。世界No.1の緑茶飲料No.1ブランド「お〜いお茶」を中心に、日本茶を各産地の自然要素やクラフトマンシップと結びつけた“テロワール”の文脈で発信し、国際的な価値向上につなげる方針だ。

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:59 | IR企業情報