eWeLL<5038>(東証グロース)は5月14日、同社が提供する訪問看護専用電子カルテ「iBow」において、iBowユーザーの累計訪問件数が2026年4月に1億件を突破したと発表した。同サービスは訪問看護ステーション向けのクラウド型電子カルテシステムで、訪問看護記録、情報共有、計画書・報告書作成、請求業務などを一気通貫で支援している。

■全国47都道府県で利用拡大
iBowは全国47都道府県で利用され、利用看護師等は6万3千人以上、累計在宅療養者数は92万人以上、月間の訪問件数は最大200万件以上にのぼる。今回の1億件は契約件数や登録会員数ではなく、訪問看護師が実際に利用者宅を訪問し、同システム上に記録した訪問1件ごとの積み上げであり、現場で継続的に使われてきた実績を示す。
■12年間のリアルデータを蓄積
同社は2014年にiBowの提供を開始し、紙運用やFAX文化が残る訪問看護業界で業務のデジタル化を推進してきた。看護記録、訪問実績、医師の指示書、利用者情報、移動履歴、勤怠、レセプト請求、地域連携など、訪問看護の運営に必要な情報を一体的に蓄積しており、1億件は短期間で再現しにくいデータ基盤として位置づけられる。
■AI活用で業務効率化を加速
近年はAIを活用した機能開発にも注力している。「AI訪問看護計画書・報告書」では、訪問記録等をもとに作成業務を支援し、ユーザーアンケートでは平均で月23.3時間相当の業務時間創出という結果を得た。「AI訪問予定・ルート」では訪問予定と移動ルートの最適化を支援する。eWeLLは今後も、訪問看護ステーションの業務負担軽減、ケアの質向上、地域包括ケアの実現に向けてサービス群を拡充する方針だ。
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