くら寿司<2695>(東証プライム)は5月15日、日本で初めてAIを活用したスマート養殖により、人工種苗から700g超の大型サイズまで育てたサバを使った「大型生さば」を、同日から期間・店舗限定で販売すると発表した。販売店舗は大阪と京都の一部店舗75店舗で、価格は350円。予定数量に達し次第終了し、持ち帰りはできない。

同社は水産物の需要拡大や仕入れ価格の高騰、漁業従事者の担い手不足を見据え、2021年11月に子会社の水産専門会社「KURAおさかなファーム」を設立した。国産サバの漁獲量は2015年の約53万トンから2024年には25万トン余りに半減。ノルウェー産サバの原料価格も今年、キロ700円以上へ上昇し、安定調達が課題となっている。
KURAおさかなファームは愛媛県宇和島市の生産者に委託し、2024年7月から愛媛県が完全養殖に成功した人工種苗を使ったサバ養殖を開始した。AIによるスマート給餌機で給餌量やタイミングを適正化し、通常200〜300gほどのサバを約1年で500g以上、最終的に700g超まで育成した。同社は委託養殖と全量買い取りにより、生産者の収入安定化と高品質な寿司の提供を目指す。
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