島津製作所<7701>(東証プライム)は5月19日、アステラス製薬<4503>(東証プライム)と共同で、低分子・中分子医薬品の反応条件スクリーニング用ロボットHTE自動化装置「AtmosOrchestra」を開発したと発表した。同装置は、医薬品開発初期の煩雑なサンプル合成工程を、産業用ロボットや同社製分注装置などで自動化し、全工程の無人化を実現する特別仕様機となる。

同装置は2026年4月下旬からアステラス製薬つくば研究センターに導入されている。島津製作所は、医薬品・化粧品の製造・包装の展示会「インターフェックス ジャパン」(5月20〜22日、幕張メッセ)で同装置について発表する予定。今回の共同開発は、AIやロボットによる分析プロセス革新「アナリティカルトランスフォーメーション」(AX)の一環と位置付ける。
「AtmosOrchestra」は、8台の専用加熱撹拌モジュールと3台の分注装置により、一度の稼働で最大768サンプル(96検体バイアル×8枚の専用プレート)を処理できる。反応チャンバー内を窒素で置換し、低酸素・低湿度下での合成に対応するほか、制御ソフトウエア「LabSolutions DB」により条件設定、アカウント管理、自動レポート作成などサンプルのトレーサビリティを確保した。
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