
■設備投資計画は3年連続で低下
帝国データバンクは5月22日、「2026年度の設備投資に関する企業の意識調査」を発表した。2026年度に設備投資計画が「ある」企業は前回比0.7ポイント減の56.7%となり、3年連続で低下した。設備投資を「予定していない」企業は34.3%で、ほぼ横ばいだった。調査は全国2万3,083社を対象に4月16日から30日まで実施し、有効回答企業数は1万538社だった。
■小規模企業ほど慎重姿勢が鮮明
設備投資計画が「ある」企業の予定額は平均1億3,043万円となり、前年の1億2,429万円から614万円増加した。規模別では「大企業」が70.7%と前年水準を維持した一方、「中小企業」は54.3%、「小規模企業」は42.0%にとどまった。規模が小さくなるほど投資姿勢が慎重になる傾向が続いている。
■設備の代替が中心、デジタル投資に規模差
投資内容では、入れ替えや交換、更新など「設備の代替」が59.0%で最も高く、「既存設備の維持・補修」が29.7%、「省力化・合理化」が26.5%で続いた。「DX」は22.7%、「情報化(IT化)関連」は22.2%となり、いずれかを選んだ「デジタル投資」は35.1%だった。特に大企業は51.3%と半数を超え、中小企業の31.4%を19.9ポイント上回った。
■中東情勢悪化などが見送り理由に
設備投資を行わない理由では、「先行きが見通せない」が50.2%で最多となった。以下、「現状で設備は適正水準である」が23.9%、「投資に見合う収益を確保できない」が15.5%、「借り入れ負担が大きい」が14.6%、「手持ち現金が少ない」が14.0%と続いた。2025年度の「トランプ関税」、2026年度の「中東情勢の悪化」などにより、企業が安心して設備投資を行える環境整備が課題となっている。
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