ライオン<4912>(東証プライム)は5月28日、トイレットペーパー使用時に生じるペーパーホコリが、トイレのニオイの原因となる「ニオイ菌」の栄養源となり、増殖や生存期間の延長につながることを確認したと発表した。対象とした菌は、Micrococcus luteusとKocuria marinaの2種。

同社の検証では、尿汚れやペーパーホコリがない条件では2種の菌はいずれも1日も生存できなかった。一方、尿やペーパーホコリが存在する条件では菌数の増加が確認され、尿がある場合は2種とも少なくとも1ヶ月間、ペーパーホコリがある場合はK.marinaが15日間、M.luteusが少なくとも1ヶ月間生存した。
また、モデルトイレ空間での観察により、ペーパーホコリはトイレットペーパー使用時に発生し、換気扇による空気の流れに乗って上方にも舞い上がることを確認した。床や便器周辺だけでなく、天井や換気扇付近にも存在する可能性が示され、同社はニオイ対策として、尿汚れに加えホコリにも着目し、トイレ空間全体を意識した手入れが重要としている。研究内容は「2025年室内環境学会学術大会」で発表し、大会長奨励賞(技術部門)を受賞した。
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