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2026年06月02日

東亜建設工業、浮遊ケーソン減揺技術を初導入、港湾工事の安全性と施工性向上へ

■伏木富山港富山地区岸壁工事で初採用、浮遊ケーソンの動揺低減効果を確認

 東亜建設工業<1885>(東証プライム)は6月2日、自社開発した「減揺タンクによる浮遊ケーソンの動揺低減技術」を、国土交通省北陸地方整備局管轄の伏木富山港富山地区岸壁工事で初めて現場導入したと発表した。同技術は、港湾空港技術研究所の革新的社会資本整備研究開発推進事業を通じて開発したもので、浮遊時のケーソンの動揺を抑え、港湾工事の安全性と施工性を高める。

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 国内では海上輸送需要の増加や貨物船の大型化、防災・減災を目的とした防波堤整備などを背景に、ケーソン式構造物の施工機会が増えている。一方、波浪条件によって浮遊ケーソンが大きく揺れ、作業員の安全確保や据付工程の制約が課題となっていた。減揺タンクは、内部に水を薄く張った長方形の容器をケーソン上に複数配置し、自由水の移動で揺れを抑える仕組みとなる。

 今回の工事では、長さ15.0m、幅10.0m、高さ11.0m、重量1,304tのケーソンに、太陽工業との共同研究で開発したシート素材の減揺タンクを搭載した。検証では、起重機船による吊りえい航の効果に上乗せして、ROLL(横揺れ)とPITCH(縦揺れ)を約20%低減できることを確認。設置・撤去作業の省力化も図られ、えい航から据付、中詰め投入まで安全かつ円滑に実施できた。今後は技術提案や受注工事で活用し、長距離えい航やケーソン施工函数の多い工事での工期短縮にもつなげる方針だ。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:38 | 新製品&新技術NOW