三菱電機<6503>(東証プライム)は6月2日、信越化学工業<4063>(東証プライム)、エコアドバンスと連携し、廃棄された家庭用空調製品からレアアース磁石を回収・再資源化し、新しい家庭用空調製品へ再利用する自己循環リサイクルを国内で初めて開始したと発表した。希少資源の有効活用を通じ、サーキュラーエコノミーの推進に貢献する。

近年、レアアースなどの希少資源は採掘量に限りがあり、採掘時の環境負荷も高いことから、使用済み製品から回収・再利用する資源循環の仕組みづくりが求められている。一方、家庭用空調製品からの回収は、部品分解の難しさやコストなどにより回収率が低く、循環利用の課題となっていた。
同スキームでは、三菱電機関係会社が家庭用空調製品を回収・解体し、圧縮機からローター部品を取り出す。エコアドバンスがレアアース磁石を取り出し、信越化学がネオジム、プラセオジム、ジスプロシウム、テルビウムを分離・精製して再資源化する。再利用するレアアース磁石は、同社が国内で家庭用空調製品を製造する際に使用するレアアースの約35%を見込み、今後は業務用空調製品などにも資源循環スキームの構築を目指す。
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