住友ゴム工業(DUNLOP)<5110>(東証プライム)と富士通<6702>(東証プライム)は6月3日、タイヤの性能をAIで高精度かつ短時間に予測する技術「AIサロゲートモデル」を共同開発し、実証実験で成果を確認したと発表した。タイヤが路面に接地した際の変形挙動の予測に適用し、解析時間を従来の約45分から約5分へ短縮、約90%削減した。

同技術は、DUNLOPのタイヤ設計ノウハウや実設計データと、富士通のAI技術を組み合わせたもの。グラフニューラルネットワーク(GNN)をベースに、約60万要素規模の解析を実現し、接地形状を平均87.7%の精度で予測した。構造や材料仕様の決定プロセスを短縮し、性能向上やコスト最適化にもつなげる。
両社は今後、2026年12月までに次世代CPU「FUJITSU−MONAKA」検証機での実証を開始し、推論速度、精度、電力効率の最適化を進める。DUNLOPでは2027年4月の実用開始を目指し、富士通は製造業向け大規模FEM解析への横展開や「Fujitsu Kozuchi」での提供を推進する。
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