回転ずし「魚べい」を展開するGenki Global Dining Concepts<9828>(東証スタンダード)は6月4日、真鯛養殖事業の協業先であるタカスイ(三重県度会郡南伊勢町)で、ウミトロンが開発・提供するAI搭載スマート給餌機「UMITRON CELL」を順次導入すると発表した。5月29日に31基を追加設置し、既存5基と合わせて累計36基とした。7月末までに残る設備を展開し、南伊勢町の真鯛生け簀71基すべてをカバーする体制を整える。

同社は2025年11月、タカスイとの協業を通じ、南伊勢町の生け簀71基で年間約600トン、約30万匹の真鯛を育成する取り組みを開始した。2026年5月からは魚べい等グループ全店舗(関西及び九州を除く)への本格供給を始めている。本格供給に合わせ、品質の安定、飼料コストの最適化、漁場従事者の作業負担軽減を目的に、AI技術を活用したスマート給餌機の導入を決めた。
UMITRON CELLは、AIによる映像解析で魚の食欲を自動評価し、給餌を最適制御する。スマートフォンで複数生け簀を一括管理でき、給餌・残餌データなどをクラウドに蓄積することで熟練者のノウハウ承継にもつなげる。実証実験では給餌量を約2割削減しつつ、サイズや品質を維持したまま生育期間を短縮した。今後はタカスイ、ウミトロンとの連携により養殖DXを推進し、真鯛以外の魚種展開や品質向上、生産効率化も検討する。
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