マツダ<7261>(東証プライム)は6月8日、開発中の車載CO2回収装置「Mazda Mobile Carbon Capture」の実証実験で、走行中のCO2貯蔵に成功したと発表した。6月5日から7日に開催された「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第3戦 富士24時間レース」で実施した。

実証では、レース車両「MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept(55号車)」にCO2吸着器の脱離機能と貯蔵用CO2タンクを追加した。欧州で実用化されているカーボンニュートラル燃料「バイオディーゼル燃料(HVO)」を使い、多孔質構造を持つゼオライトに吸着したCO2を排気温で脱離させ、電動コンプレッサーでタンクに貯蔵する一連のプロセスに同社として初めて成功した。
24時間レース中に同プロセスを繰り返した結果、CO2回収量は合計804gとなり、前回2025年11月の84gから約9.6倍に拡大した。HVOによるCO2削減効果と装置による回収量の合計が、市販車の一般的な利用を想定した回収目標値を一時的に上回り、市販車でカーボンネガティブとなり得る可能性も確認した。11月のスーパー耐久シリーズ第7戦では、レーシングカーでの短時間のカーボンネガティブ達成を目指す。
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