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2026年06月09日

セック、量子計算の待ち時間短縮へ、異なるユーザのジョブを自動並列実行

■大阪大学QIQB、順天堂大学と共同開発、OQTOPUSに実装し順次提供

 セック<3741>(東証プライム)は6月9日、大阪大学量子情報・量子生命研究センター(QIQB)、順天堂大学とともに、異なるユーザの量子プログラムを自動で並列実行する「量子マルチプログラミング(オートモード)」機能を開発し、QIQBの量子コンピュータ・クラウドサービスで提供を開始したと発表した。

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 同機能は、クラウド上の順番待ちジョブの中から、システムが自動で最適な組み合わせを選び、空いている量子ビットに割り当てて並列実行する仕組みである。従来は同一ユーザが手動で指定した複数ジョブのみ同時実行できたが、今回のオートモードにより、異なるユーザ間でも量子チップの空き領域を活用できるようになった。大阪大学のクラウドサービスでは64量子ビットの量子チップを運用しており、多くの研究用プログラムが10量子ビット程度しか使わない課題の解決につなげる。

 開発では、量子回路と量子チップの構造をグラフとして捉える最適配置、ハードウェア制約を自動解決するトランスパイル機能、公平性を考慮したジョブ優先度制御を組み合わせた。評価では、11量子ビットの量子チップに5ユーザが2量子ビットの回路を110ジョブ投入した条件で、スループットが約3.76倍に向上した。本機能はオープンソースの量子コンピュータ基本ソフトウェア「OQTOPUS」に実装し、「量子ソフトウェアコンソーシアム」参画機関向けに順次提供する。

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