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2026年06月09日

フジ・メディアHD、村上氏長女の野村絢氏ら巡る議決権問題で申立て取下げ

■東京地裁の審理でATRAが議決権不行使と決議不算入に異議なしと誓約

 フジ・メディア・ホールディングス<4676>(東証プライム)は6月9日、村上世彰氏が関与する投資会社ATRAに対する議決権行使禁止の仮処分の申立てを取り下げると発表した。同社は、村上氏の長女である野村絢氏、株式会社エスグラントコーポレーション、株式会社ATRAによる第85回定時株主総会での議決権行使禁止を東京地方裁判所に求めていた。

 同件では、野村氏とエスグラントが同定時株主総会で議決権を行使しないことで合意。一方、ATRAとは合意に至らず、東京地方裁判所は6月2日付でフジ・メディア・ホールディングスの申立てを認容し、ATRAの議決権行使を禁止する決定を出していた。これに対し、ATRAが保全異議を申し立て、審理が続いていた。

 審理の中でATRAは、同定時株主総会で議決権を行使しないこと、仮に行使した場合でもフジ・メディア・ホールディングスが拒絶し、決議に算入しないことに異議がないと誓約した。これにより、同社は申立てを取り下げる。2月3日付で野村氏、エスグラント、シティインデックスファースト、レノ、村上氏との間で締結したToSTNeT−3を通じた自己株式取得への応募契約の効果がATRAにも及び、同社が議決権行使を拒絶できるとの立場が認められる形で決着した。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 19:13 | 話題株