企業情報オンライン(総合版) - You Tube
2026年06月11日

TDK、米Fabric8Labsを最大約4億米ドルで買収へ、データセンター関連事業を拡大

■AI普及で高まるデータセンターの熱制御需要に対応、数年以内の部品提供を目指す

 TDK<6762>(東証プライム)は6月10日、独自の三次元金属構造形成技術「電気化学的アディティブ・マニュファクチャリング(ECAM)」を有する米Fabric8Labs, Inc.を最大約4億米ドルで買収する最終契約を締結したと発表した。前払い金と複数年にわたるアーンアウトを含む金額で、規制当局の承認など一般的なクロージング条件を経て、同社の完全子会社となる予定だ。

 今回の買収は、現中期経営計画における重要な戦略投資に位置づける。TDKはデータセンター関連事業の拡大を加速し、液冷方式で重要となるサーマルマネジメント部品を数年以内に提供できる体制を目指す。AIの普及を背景に、データセンターではデータ量の増加と電力消費の拡大が課題となっており、高効率な熱制御技術の需要が高まっている。

 Fabric8Labsは2015年設立、米カリフォルニア州サンディエゴに本社を置き、従業員数は約150名。特許取得済みのECAMにより、エレクトロニクス、医療機器、通信、半導体用途向けに次世代製造技術を提供している。TDK Venturesは同社のシード期から出資しており、今回の買収は投資から協業、事業拡大へつなげる価値創造チェーンの強化策となる。

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:38 | IR企業情報