■承認されれば2歳以上の対象患者に対する唯一の腸管選択的治療薬となる可能性
武田薬品工業<4502>(東証プライム)は6月10日、米国食品医薬品局(FDA)が、潰瘍性大腸炎およびクローン病の小児患者に対するENTYVIO(一般名:ベドリズマブ、日本における販売名:エンタイビオ)の静脈内投与に関する生物学的製剤承認一部変更申請(sBLA)を受理したと発表した。対象は中等症から重症の活動期潰瘍性大腸炎またはクローン病に罹患する2歳以上の小児患者で、承認されれば同患者群に対する唯一の腸管選択的治療薬となる可能性がある。
FDAは、処方薬ユーザーフィー法(PDUFA)による審査終了目標日を2027年第1四半期に設定した。潰瘍性大腸炎とクローン病は炎症性腸疾患(IBD)の中でも患者数が多く、寛解と再燃を生涯にわたり繰り返す消化管の炎症性疾患とされる。IBD患者の約25%は20歳より前に初めて診断され、小児の罹患率は世界的に増加傾向にある。
申請は、潰瘍性大腸炎を対象としたKEPLER試験と、クローン病を対象とした継続中のWEBB試験のデータを裏付けとしている。いずれも2歳から17歳の患者を対象とした無作為化、二重盲検、多施設共同の第3相臨床試験である。同社は欧州医薬品庁にも製造販売承認申請を提出しており、今年中にその他の市場にも承認申請を提出する計画だ。
◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!
2026年06月11日

































