日産自動車<7201>(東証プライム)は6月10日、同社フォーミュラEチームのオリバー ローランドが、来シーズンのレースで使用するGEN4マシンで初のテスト走行を実施したと発表した。ABB FIAフォーミュラE世界選手権は現行のGEN3マシンを使うシーズン12が残り7戦となり、今年後半から始まるシーズン13で進化したGEN4マシンが登場する。

GEN4はGEN3に比べて性能を大幅に高め、レース時の出力は300kWから450kWへ、アタックモード時は350kWから600kWへ引き上げられる。アクティブ4輪駆動の採用によりグリップ性能が向上し、コーナリングスピードも大きく高まる。ローランドは「パワーはほぼ倍増しており、加速は非常に鋭い」と評価した。
一方、ローランドはパワーステアリングや高いダウンフォースへの適応が必要としつつ、ブレーキのフィーリング改善にも言及した。高性能化によりレーススタイルが変化する可能性はあるが、エネルギーマネジメントや規則の細部次第と指摘した。GEN4の開発は11月のプレシーズンテストでの初公式走行に向けて継続される。
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