
■85.0%の企業が賞与支給予定、正社員1人当たり平均は前年から1.8万円増加
帝国データバンクは6月11日、2026年夏季賞与の動向アンケートを発表した。従業員1人当たり平均支給額が前年より「増加する」企業の割合は37.1%となり、前年から3.4ポイント上昇した。業績回復に加え、物価高騰のなかで人材確保や定着率向上を図る動きが背景にある。
■85.0%が賞与支給、大企業と小規模企業で格差
「賞与はあり、変わらない」は37.2%、「賞与はあるが、減少する」は10.7%で、『賞与あり』の企業は85.0%と前年から2.3ポイント上昇した。規模別では、大企業の44.4%が「増加する」と回答し、小規模企業の31.4%を13.0ポイント上回った。企業規模による賞与水準の開きが続いている。
■平均支給額は47.7万円、前年から1.8万円増
正社員1人当たりの夏季賞与の平均支給額は47.7万円となり、2025年の45.9万円から1.8万円増加した。支給額帯では「30万〜50万円未満」が37.0%で最も高く、「50万〜75万円未満」が26.2%、「15万〜30万円未満」が19.4%で続いた。中央値は前年と同じ40.0万円だった。
■中東情勢とコスト増が抑制要因に
一方で、すべての企業が増額に踏み切れているわけではない。ナフサ由来の原材料高や品不足、中東情勢の悪化による先行き不透明感を理由に、賞与を据え置く、または減額する企業もある。物価高と人手不足を背景に待遇改善の動きは続く見通しだが、持続的な賞与引き上げには不透明感が残る。
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