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2026年06月17日

【注目銘柄】巴工業、上方修正・増配を手掛かりに続伸、売られ過ぎ修正買いが拡大

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■年初来安値から底上げ、ミニ・ゴールデンクロスも支援材料

 巴工業<6309>(東証プライム)は、前日16日に6円高の1799円と続伸して引け、6月2日に突っ込んだ年初来安値1616円からの底上げ幅を拡大させた。同社株は、今年6月5日に今2026年10月期業績予想の上方修正と増配を発表しており、純利益が3期連続で過去最高を更新することを手掛かりに、売られ過ぎ修正買いが増勢となった。

 テクニカル的にも、年初来安値からマドを開けて底上げする過程で5日移動平均線が25日移動平均線を上抜くミニ・ゴールデンクロス(GC)を示現し、上昇トレンド転換をアピールしており、フォローの材料視されている。

■営業利益・経常利益は6期連続、純利益は3期連続で過去最高更新

 同社の今10月期業績は、売り上げを期初予想より3億円引き下げたが、逆に営業利益は1億5000万円、経常利益は2億3000万円、純利益は2億円それぞれ引き上げ、売り上げ629億円(前期比6.0%増)、営業利益59億円(同10.2%増)、経常利益60億円(同11.1%増)、純利益44億円(同14.2%増)と見込み、増収増益率を伸ばす。売り上げは3期連続、営業利益、経常利益は6期連続、純利益は3期連続でそれぞれ過去最高更新となる。

 売り上げは、機械製造販売事業で海外向け物件に一部繰り延べがあり下振れたが、利益は化学工業製品製造販売事業で工業材料を中心に売り上げが伸びたことに加え、機械製造販売事業の収益性改善、政策保有株式の売却益などの上乗せも寄与した。

■配当方針変更を背景に連続大幅増配

 配当は、昨年12月に配当方針を変更し、従来の連結配当性向40%以上を、DOE(株主資本配当率)5%を下限に連結配当性向50%以上へ引き上げることを決定したことから、今回の業績上方修正に対応して増配する。

 期初予想の年間72円を76円に引き上げるもので、2025年5月1日を効力発生日に実施した株式分割(1株を3株に分割)を勘案すると、期初予想の年間216円を228円に引き上げることになる。2024年10月期の年間145円に対し、2025年10月期は181円、今2026年10月期は228円と連続の大幅増配となる。

■PER12倍、配当利回り4%台で半値戻しが上値メド

 株価は、今期業績の連続過去最高更新予想・増配、自己株式取得で株式売出し(売出し価格1788円)を跳ね返し、南鳥島沖深海のレアメタル開発関連人気の波及による遠心分離機思惑も続いて、株式分割権利落ち後高値2239円まで急伸した。その後、中東情勢の緊迫化に今期第1四半期業績の伸び悩み着地が重なり1780円と調整し、いったん1935円とリバウンドしたものの、年初来安値1616円へ再調整した。

 足元では同安値からの底上げ途上にあり、5日線が25日線を上抜くミニGCを示現して上昇トレンド転換をアピールしている。PERは12.0倍、配当利回りは4.22%となお割り負けており、分割権利落ち後高値から直近安値への調整幅の3分の1戻しとなる1823円クリアから、半値戻しの1927円が当面の上値メドとして意識されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:23 | 注目銘柄