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2026年07月08日

京王電鉄とNōka.AI、奥多摩やまめ養殖に生物学的推論AIを導入、飼料設計や養殖環境をデータで解析

■日本初の「生物学的推論AI」を活用

 京王電鉄<9008>(東証プライム)とNōka.AI,Inc.は7月7日、7月8日から「奥多摩やまめ養殖最適化プロジェクト」を開始すると発表した。同プロジェクトは、奥多摩やまめの成長促進、飼料効率改善、品質安定化を目的とする共同研究であり、日本初となる「生物学的推論AI」を活用した取り組みとなる。

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■京王プラザホテル八王子の遊休施設を活用

 京王電鉄は、社員起点のオープンイノベーションプログラム「My turn」の事業化案件として、2026年3月に京王プラザホテル八王子の遊休施設を活用したアクアポニックス事業を開始した。現在使われていないプール利用者向け温浴施設内で、「ホテルで育て、ホテルで味わう究極の地産地消」をコンセプトに、奥多摩やまめやクレソンなどを生産している。

■飼料・環境・品質予測を科学的に検証

 Nōka.AIは、ゲノムスケール代謝モデルとマルチオミクス機械学習を融合し、生物の「仮想細胞モデル」を構築するディープテック企業である。同プロジェクトでは、「何を食べさせるか」「どんな環境で育てるか」「いつ収穫するか」という養殖の三つの核心課題に対し、魚の代謝データや水温、溶存酸素量、pH、養殖密度などを解析し、成長や品質に有効な栄養素、環境条件、早期バイオマーカーの構築を検証する。

■2026年9月まで5フェーズで推進

 実施期間は2026年7月から同年9月までを予定し、データ統合、AIモデル学習、最適化提案、検証、知見移転の5フェーズで段階的に進める。両社は、勘と経験に依存してきた養殖現場をデータと科学で変革し、奥多摩やまめの生産安定化を図ることで、高付加価値な食材を求める飲食店やシェフへの継続供給と、京王沿線発の新たな食文化の創出につなげる考えである。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:04 | 新製品&新技術NOW