
■ヒト乳幼児と仔マウスで自発運動量の低下を確認、Cacna1b遺伝子も関与
東邦大学は7月7日、赤ちゃんが「撫でられて落ち着く」仕組みを解明したと発表した。東邦大学医学部の吉田さちね講師、船戸弘正教授らの研究グループは、背中を撫でることでヒト乳幼児と離乳前の仔マウスの自発的な動きが減り、おとなしくなることを見出した。
■背中を撫でる刺激が乳幼児の動きを抑える反応を確認
母親と0〜2歳児15組を対象にした実験では、後頭部や腹部ではなく、背中を撫でた場合に頭部と下半身の運動量が低下した。仔マウスでは、背中を撫でることで心拍数の低下、入眠促進、ストレスホルモン上昇の抑制が確認された。
一方、母マウスとの身体接触経験がほとんどない人工飼育マウスでは同様の反応は見られず、同反応は生後早期の触れ合い経験を通じて発達すると考えられる。脳の視床下部で発現するCacna1b遺伝子の関与も示され、根拠に基づく育児・保育や、触覚過敏、不安を抱える子どもの理解と支援への応用が期待される。
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