ispace<9348>(東証グロース)は7月8日、自社ランダー「ULTRA」を活用した月輸送サービスに加え、SpaceXの「スターシップ」のペイロードスペースを活用した新たな月輸送サービスを開始すると発表した。SpaceXとの契約により、最速2030年の月面着陸を目指すスターシップの搭載枠500kgを確保し、500kg未満の比較的小型な月面輸送ニーズを持つ顧客へグローバルに販売する。

新サービスでは、顧客のペイロード要求の整理、品質管理、専用の「モバイル・カーゴ・システム」への複数ペイロードの統合、スターシップとのインターフェース調整などを提供する。月面着陸後は、ペイロードの展開、月面での移動、他インフラへのアクセスを支援し、月への輸送にとどまらない「統合・輸送・運用」までを担う月アクセス・インテグレーターへの進化を掲げる。
同社は現在、ULTRAランダーを用いた月面着陸ミッションを2028年、2029年、2030年に各1回計画している。スターシップ搭載のモバイル・カーゴ・システムは大容量で比較的低価格な輸送機会を、ULTRAは細かな顧客ニーズに応じた高付加価値サービスを担い、月面ペイロード需要の取り込みを図る。
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