■運営ノウハウとデータ活用で稼働率向上、2029年20万室体制へ
エリアリンク<8914>(東証スタンダード)は7月8日、ストレージ王<2997>(東証グロース)の株券等に対する公開買付け(TOB)を開始すると発表した。目的は完全子会社化で、普通株式の買付価格は1株1340円。買付期間は7月9日から8月21日までの30営業日とする。
買付予定数の下限は129万1700株(所有割合66.67%)で、上限は設定しない。第1回新株予約権は1個55万円、第2回新株予約権は1個35万円で買い付ける。ストレージ王は同公開買付けに賛同し、株主と新株予約権者に応募を推奨する決議を行った。
■国内ストレージ市場の拡大をにらみ、規模の利益を追求
エリアリンクは「ハローストレージ」を中心に全国47都道府県で2966拠点、12万9143室を展開し、2029年までに運営管理室数20万室を目指す。ストレージ王は1都3県を中心に約1万3000室を運営管理しており、同社はデータ、集客力、運営ノウハウを取り込むことで稼働率と収益性の向上を狙う。
背景には、建築費や輸送費上昇で単独の成長投資が難しくなる一方、都市部の収納需要が広がる事業環境がある。ストレージ王はフロー収益に加え、安定的な利用料収入を得るストック収益の強化を掲げていた。エリアリンクは上場維持コストの削減や重複部門の効率化も見込み、業界再編を映す一手として注目される。
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2026年07月09日

































