アルコニックス<3036>(東証プライム)は7月9日、グループのCVCであるアルコニックスベンチャーズが、次世代型太陽電池スタートアップのPXPに出資したと発表した。PXPが開発を進めるカルコパイライト太陽電池や太陽光パネルの事業領域で、同社グループの知見やネットワークを生かした協業の可能性を検討する。

出資の背景には、脱炭素とエネルギー安全保障の観点から、次世代型太陽電池の社会実装と国内サプライチェーン強化が政策課題となっていることがある。経済産業省の「第7次エネルギー基本計画」では、太陽光発電の導入量を2040年度に全発電電力量比23〜29%へ引き上げる方針が示されている。
■軽量・高耐性の薄膜太陽電池に着目
PXPのカルコパイライト型太陽電池は薄膜太陽電池の一種で、現在主流のシリコン型に比べ重量が10分の1以下、1kg/u以下と軽く、曲面にも設置できる柔軟性を持つ。ペロブスカイト型と比べても衝撃や火災への耐性が高く、発電効率が低下しにくい特長がある。
社会実装に向けては、発電性能や設置自由度に加え、重要鉱物の安定調達とレアメタルスクラップの再資源化を組み込んだ供給網づくりが重要となる。アルコニックスはレアメタル分野の知見、調達能力、非鉄金属リサイクル機能を活用し、原材料供給や使用済み原料の再資源化などの協業創出を目指す。
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