三洋貿易<3176>(東証プライム)は7月14日、グループのコスモス商事が参画する南鳥島レアアースプロジェクトの進展を発表した。内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」海洋課題の推進法人である海洋研究開発機構(JAMSTEC)が所有する地球深部探査船「ちきゅう」に、採鉱機、揚泥管、浮力体、遠隔操作無人探査機(ROV)を納入し、技術支援を行っている。

2026年1月に開始したテスト接続では、これらのシステムが安定的に稼働し、レアアースを含む泥の採泥に成功した。納入機器は現在も採鉱システムの一部として継続的に活用され、安定運用に向けた試験・検証に寄与している。
■国産レアアース供給体制の構築へ
同プロジェクトは、将来的な国産レアアース供給体制の構築を目指す重要な取り組みの一つ。コスモス商事は今後の進展に応じ、既納入機器に関するエンジニアリング面のサポートや運用支援など、付加価値サービスも提供する方針である。
コスモス商事は1990年創立で、石油天然ガス、地熱、温泉の掘削機材をはじめ、海洋資源開発、海洋調査、洋上風力関連機材の輸入販売やレンタル、技術サービスを展開する。2004年から三洋貿易の100%子会社となっており、蓄積した技術知見とサービス提供力を生かして海洋資源開発の課題解決に貢献する。
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