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2026年07月16日

富士通・ファナック・安川電機・川崎重工業、フィジカルAI社会実装へ、NVIDIA技術を活用

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■工場の計画最適化、物流搬送、院内業務をロボットで自律化

 富士通<6702>(東証プライム)は7月16日、ファナック<6954>(東証プライム)安川電機<6506>(東証プライム)川崎重工業<7012>(東証プライム)の各社と、フィジカルAI分野の事業検討を開始したと発表した。NVIDIA(エヌビディア)(NVDA:NASDAQ)の技術を取り入れ、デジタルと現実世界をつなぐソブリン性を確保した協調制御基盤を開発し、製造、物流、ヘルスケアで社会実装を進める。

 説明会資料では、業務アプリケーションとロボットの垂直統合を掲げた。ロボット3社の制御技術と、富士通の「Fujitsu Kozuchi Physical OS」、次世代CPU「FUJITSU−MONAKA」を組み合わせ、業務特化型LLM「Takane」、マルチロボットのタスク計画、協調制御、空間全体の状況予測、サイバー攻撃対策を実装する構想である。

■製造・物流・医療で自律化、業務システムとロボットを連携

 工場向けでは、生産変動要因と現場状況を踏まえて生産活動全体を最適化し、現場適応を自律化する。小売・物流では、リアルタイムの販売・在庫状況を反映した物流計画に基づき搬送を自動化する。ヘルスケアでは、病院内業務システムの指示を起点にロボットがタスクを自律実行し、医薬品・検体の院内搬送や外来患者の受付・案内につなげる。

 共通基盤は、AI、ロボティクス、制御、シミュレーション、データ分析技術を統合し、ソフトウェアプラットフォームとハードウェアインターフェースを開発する。NVIDIA Cosmos世界基盤モデルで現場の理解・予測能力を高め、Omniverse、Isaac、Newton物理エンジンによりSim2Realやロボット学習・検証・最適化を効率化する。賛同企業や研究機関とオープンプラットフォームとして提供する。

■ロードマップ策定へ、オープン化で日本の産業競争力を強化

 今後、具体的な技術開発と事業展開のロードマップを策定する。高いロボット制御技術と質の高い現場データを活用するAIインフラ基盤を確立し、人とロボットが共存・協働する安全で豊かな社会の実現と、日本が世界のロボット市場を牽引する体制づくりを目指す。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 18:45 | 話題