富士フイルムホールディングス<4901>(東証プライム)傘下の富士フイルムは7月22日、AI技術を活用してMRA画像から脳動脈瘤の検出を支援するソフトウェアを開発したと発表した。医師が検査画像を読影するのと同じタイミングでAI解析結果を提示するコンカレントリード型で、脳動脈瘤の検出を支援する同型の医療機器として7月6日に日本で初めて薬事承認を取得した。AIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer」と3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」での使用を想定する。

同ソフトウェアはMRA画像を解析し、脳動脈上にある長径2mm以上の局所的に膨らんだ領域を自動検出する。MRA画像と、それを基に作成した3D画像上で病変が疑われる領域を橙色の枠などで表示し、医師の読影を補助して脳動脈瘤の見落とし防止を支援する。使用しない場合と比べ、病変を正しく陽性と判定する感度が10%以上向上することも確認した。
脳動脈瘤が破裂して生じるくも膜下出血は死亡率が30%とされ、破裂前の早期発見が重要となる。従来のセカンドリード型と異なり、読影と同時に解析結果を参照できるため、診断の質向上に加え読影業務の効率化も期待される。同社は独自技術を生かし、医療従事者を支援するソリューションの創出を進める。
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