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2026年08月05日

日立・商船三井・JAL、沖縄県久米島で国内初の海洋CO2除去技術実証へ

■海水中のCO2を分離・回収、国内沿岸での運用課題と環境影響を検証

 日立製作所<6501>(東証プライム)商船三井<9104>(東証プライム)日本航空(JAL)<9201>(東証プライム)の3社は8月4日、海水中のCO2を直接分離・回収する「ダイレクト・オーシャン・キャプチャー(DOC)」技術を用いた国内初の実証に向け、覚書を締結したと発表した。沖縄県久米島の陸上にコンテナ型設備を設置し、近海から取水した海水を処理してCO2を分離する。国内沿岸での運用に向けた課題や環境影響を調べ、基礎データを取得する。

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■回収CO2の合成燃料活用も視野

 DOCは海水からCO2を除去することで、海が大気中のCO2を再び吸収する性質を利用する技術である。海水中のCO2濃度は大気中の約100〜150倍とされ、低コスト、低エネルギー消費での回収が期待される。3社は米国の技術開発企業Capturaに出資しており、回収したCO2を将来、再生可能エネルギー由来の水素と合成する次世代航空燃料「E−SAF」の原料として活用する構想も検討する。

 日立は設備や水質データを計測・解析し、フィジカルAIによる効率的な運転制御やカーボンクレジット創出に必要なMRVデータ基盤の構築を担う。商船三井は久米島町との連携基盤を生かし、地域関係者との協力体制や実証環境を整備する。JALは地域航空会社と連携して情報発信を進め、将来的なE−SAF調達も見据えて技術の有用性を検証する。3社は環境教育や地域でのCO2活用も検討し、海洋を起点とするブルーエコノミーの創出につなげる。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:33 | 新製品&新技術NOW