
■コメ価格下落や野菜の入荷安定が寄与、物価指数は8カ月ぶり140割れ
帝国データバンクは8月10日、2026年6月の「カレーライス物価指数(2026年基準改定)」調査を発表した。家庭でカレーライスを調理する際の原材料費や水道光熱費などを基に算出したカレーライス物価は、1食あたり351円となった。前年同月の347円から4円、1.2%上昇したものの、前年からの値上げ幅が10円を下回るのは2023年6月以来3年ぶりとなった。
前月の361円からは10円下落し、同一基準で比較可能な2016年以降の過去10年間で最大の値下げ幅となった。メニュー別では、シーフードカレーが501円で前年同月比12円、2.5%上昇、チキンカレーは223円で3円、1.4%上昇した。一方、野菜カレーは252円となり、2023年5月以来約3年ぶりに前年を下回った。コメ価格の下落や野菜類の入荷安定が家計負担の低下につながった。
■7月は347円予想、消費減税なら1食328円前後に
2026年6月のカレーライス物価指数は、2020年平均を100として137.1となり、140台を下回るのは2025年10月以来8カ月ぶり。7月は1食347円前後と予想し、6月から4円下落、2025年8月以来11カ月ぶりの安値水準を見込む。前年同月比の値上げ幅も3円に縮小し、この水準が続けば最短で8月にも前年割れとなる可能性がある。
また、政府が8月5日に飲食料品の消費税率を2027年4月から2年間、1%に引き下げる基本方針を閣議決定したことを踏まえ、減税効果も試算した。現在の価格水準が維持され、店頭価格に減税分が反映された場合、1食あたり約328円となり、2024年秋ごろの水準まで低下する見通し。6食分では、6月時点で2千円を超える材料費が、試算上は2千円でお釣りがくる水準となる。
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