■銅箔増産・AIサービス・物流DX・優待拡充・市場区分変更・再生医療など材料相次ぐ
・(注目銘柄)荏原実業<6328>(東証プライム):2026年12月期2Q累計は売上高212億2500万円、営業利益37億6700万円で増収増益。受注残高は15.5%増の368億6200万円。4〜6月期の営業減益を嫌気した急落後、中計「EJ2027」の最終年度目標上方修正などを見直し、株価は5営業日続伸した。
・三井金属<5706>(東証プライム):AI・半導体市場の成長を見据え、マレーシアに2031年以降、銅箔の新生産拠点を設立する計画。VSP月産1200t、MicroThin月産400万uを新設し、既存設備との合計能力を拡大。VSPは将来的に月産5000tまで増強可能な体制も視野に入れる。
・りそなホールディングス<8308>(東証プライム):傘下の地域デザインラボさいたまがシニア世代の地域参画を支援する「シニアスイッチ」を開始。雇用、業務委託、ボランティアなどの活動情報を提供し、経験や知識を地域で生かす機会を創出する。9月25日にキックオフイベントを開催し、会員登録を開始する。
・東宝<9602>(東証プライム):不動産ポートフォリオ見直しの一環として地方・郊外の7物件を売却。帳簿価額は合計14.3億円で、売却完了に伴い約3億円の固定資産売却益を見込む。2027年2月期第2〜第4四半期に特別利益として順次計上し、今後も保有資産の最適化と資本効率向上を進める。
・デジタルグリッド<350A>(東証グロース):岡山県真庭市の太陽光発電所が商業運転を開始。年間約8500万kWhを発電し、バーチャルPPAを通じてLINEヤフーへ20年間環境価値を供給する。20年間で約74万トンの温室効果ガス削減を見込み、同社は発電量予測や需給管理、市場への電力販売などを担う。
・日本創発グループ<7814>(東証スタンダード):製本業の脇田コウキ製本を97%子会社化し、紙工機械メーカーのメタルクリエイションも10月2日に完全子会社化する。製本インフラと紙工機械技術を取り込み、製品企画・製造機会の拡大、生産性向上、ワンストップ対応力強化を図る。両案件の今期業績への影響は軽微とした。
・True Data<4416>(東証グロース):ツルハHDが新店売上予測AI「SalesSensor」を2027年2月期までに導入へ。店舗実績や商圏、人流、競合店などのデータをAIで分析し、新規出店時の売上予測を自動化する。担当者の経験への依存を減らし、投資判断精度向上や収益性の高い店舗網構築を支援する。
・(銘柄分析)京写<6837>(東証スタンダード):27年3月期は大幅増益・増配予想で、第1四半期も増収・大幅増益と順調。価格適正化やコスト改善、前期の一過性コストの一巡が寄与し、進捗率の高さから通期会社予想の上振れ期待も高まる。長期ビジョンと中計に沿い、印刷技術を生かした成長分野への展開を加速する。
・(銘柄分析)ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム):27年3月期は増収増益予想で、第1四半期も増収・営業増益と順調。ECソリューション、ITソリューションの両事業が拡大し、クラウドサービスの成長などでコスト増を吸収する見通し。株価は1Q発表後に急反落したものの、売り一巡後は反発の動きを強めている。
・(銘柄分析)クレスコ<4674>(東証プライム):27年3月期は増収増益・増配予想。第1四半期はエンタープライズや金融向けITサービスが牽引し2桁増収増益となった。上場30年記念配当10円を含め中間配当を上方修正し、年間配当は前期比16円増の80円を予定。好業績と増配を評価し、株価は高値を更新した。
・(銘柄分析)アルコニックス<3036>(東証プライム):第1四半期の大幅増収増益を受け、27年3月期の業績・配当予想を上方修正。修正後通期予想に対する1Q経常利益進捗率は51.0%と高水準で、会社計画の再上振れ期待も意識される。成長投資と株主還元を両立して資本効率向上を図り、株価は高値更新の展開となった。
・(銘柄分析)Jトラスト<8508>(東証スタンダード):26年12月期は増収増益予想で、中間期は計画を上回る大幅営業増益。日本金融事業が好調で通期上振れ期待が高まる。韓国金融、東南アジア金融、投資事業のスピンオフ検討に加え、自己株式取得枠も拡大。株価は年初来高値を更新し、2018年以来の高値圏に浮上している。
・ビープラッツ<4381>(東証グロース):クウジットのAI駆動開発支援基盤「AMANEX」の販売を開始。巨大なソースコードから設計書やER図、DB定義などを自動生成する「docgen」と、社内知識を横断検索する「Knowledge」を展開し、既存システムの構造化やレガシー刷新、継続開発を支援する。
・MRT<6034>(東証グロース):糖尿病性足病変対策を手掛けるセカンドハートと資本業務提携へ基本合意。第三者割当増資499万円を引き受け約1.33%を取得する。遠隔フットチェックアプリ「Steplife」とMRTの医療ネットワークを組み合わせ、マレーシアを起点にASEANで医療サービスを共同展開する。
・NIPPON EXPRESSホールディングス<9147>(東証プライム):受発注・輸送・在庫情報を一元可視化する「NX−VISTA」の提供を開始。グループ外の輸送データにも対応し、輸送状況と在庫、PSIバランスを単一画面で把握できる。今後はAIチャットボット、KPIレポート、API連携などを追加し、サプライチェーン全体の最適化を支援する。
・CAICA DIGITAL<2315>(東証スタンダード):生成AIを活用した開発工程と脆弱性診断を統合する「AI駆動型開発セキュリティサービス」を開始。「HCL AppScan」でAI生成コードなどを診断し、開発初期から安全対策を組み込むDevSecOpsを支援。金融、製造、流通、公共分野などを対象に展開する。
・BASE<4477>(東証グロース):購入者向けサービス「PAY ID」の累計登録者数が8月16日に2000万人を突破。記念キャンペーンを2週連続で実施し、第1弾は抽選100人に2000円相当のポイント、第2弾は「PAY IDリワード」のポイントを50%増量する。「BASE」の累計開設ショップは260万店に達している。
・デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>(東証グロース):開発中の緑内障治療剤「H−1337」に関する特許がカナダで特許査定を取得。物質特許に付随する関連特許で、ライフサイクルマネジメントの一環として製品寿命延長が期待される。日本、米国、欧州、中国などでも成立済みで、各国展開と製品の大型化に有益としている。
・MERF<3168>(東証スタンダード):2026年8月期の期末配当に1株10円の特別配当を実施し、期末配当予想を10円から20円へ引き上げる。年間配当は従来予想30円から40円へ増額し、前期の20円から倍増する見込み。堅調な業績推移を背景に株主還元を拡充し、安定的・継続的な利益還元を進める。
・ジオコード<7357>(東証スタンダード):2026年8月末基準の株主優待からデジタルギフトの交換対象を7品目追加し計30品目に拡充。楽天ポイント、WAON POINT、Apple Gift Cardなどを追加する。200株以上の株主には2月末と8月末に各5000円、年間計1万円分を贈呈する。
・ジェイドグループ<3558>(東証グロース):完全子会社6社を10月1日付で吸収合併する。「物流×ITの統合」を軸とするPMIが進み、本体と同一法人で事業運営できる体制が整ったことから、意思決定の迅速化やコーポレート機能集約、コスト構造の最適化、グループ内リソースの一体運用を図る。27年2月期業績への影響は軽微。
・カラダノート<4014>(東証グロース):2026年7月末基準のシェア型株主優待について、対象株主633人、1人当たり2万3697円に確定。1000株以上の株主が対象で、優待原資を1基準日1500万円に固定し人数で分配する。7月末分は10月上旬にデジタルギフトの受取案内を発送する予定である。
・ROXX<241A>(東証グロース):人材・採用領域に特化したFDEサービスを開始。「Zキャリア」で開発・実証したAI資産を活用し、エンジニアが顧客企業に入り課題特定から設計、実装、定着、改善まで一気通貫で支援する。企業ごとにAI機能を組み替える「インサイドアウト型FDE」を展開し、将来は他業界への展開も目指す。
・レカム<3323>(東証スタンダード):1797年創業の秋田県の老舗「とみや」を株式取得と簡易株式交換で完全子会社化へ。9月4日に連結子会社、9月7日に完全子会社とする。岩手県のカワハラ事務機に続く東北基盤拡充の第2弾で、とみやの地域顧客基盤を活用し、ITソリューションやDX支援などのクロスセルを進める。
・サイバーステップホールディングス<3810>(東証スタンダード):中国の信華信技術股份有限公司などと、日本市場向けAIコールセンターサービスの共同開発で基本合意。AI音声や生成AI、顧客意向判定、オペレーター連携機能などを組み合わせ、10月から実証実験を開始する予定。営業、顧客対応、自治体、金融、通信などへの商用展開を検討する。
・島屋<8233>(東証プライム):2026年7月の百貨店既存店売上高は前年比8.5%増。既存店ベースの店頭売上高は9.7%増、免税売上高は26.2%増となり、国内顧客とインバウンドの双方が伸長した。ラグジュアリーブランドなど高額品や夏物衣料、食料品が堅調で、京都店、日本橋店、新宿店などが2桁増となった。
・イオンファンタジー<4343>(東証プライム):2027年2月期7月の国内既存店売上高は前年同月比12.4%増、曜日調整後も10.7%増。国内全体の売上高は20.2%増の75億1800万円となった。専門店や温浴事業が伸び、人気作品のカードゲームやプライズ景品も好調。新業態5店を含む8店を新規出店した。
・スタジオアリス<2305>(東証スタンダード):2026年7月売上高は前年同月比3.5%増の17億5600万円、3〜7月累計も3.5%増の113億9900万円。既存店の撮影件数は6.1%減となった一方、お買上単価が11.7%増と伸長し、客数減を単価上昇で補った。6月に続き月次売上高が前年実績を上回った。
・グローム・ホールディングス<8938>(東証グロース):東証スタンダード市場への区分変更申請に向け準備を開始。2026年3月末時点の試算ではスタンダード市場の形式基準をすべて満たす。一方、現グロース市場では時価総額が維持基準の40億円を下回っており、企業価値向上、IR強化、株主還元などを進め、27年3月期には復配も予定する。
・DAIWA CYCLE<5888>(東証グロース):2027年1月期7月の既存店売上高は前年同月比3.8%増、全店売上高は13.2%増。既存店客数は2.3%減だったが客単価が6.2%増となり、電動アシスト車を中心とした車体販売が好調だった。直営3店を新規出店し、月末店舗数は直営160店、FC4店の計164店となった。
・犬猫生活<556A>(東証グロース):2027年4月期7月の全社売上高は前年同月比20.8%増となり、5月から3カ月連続で前年実績を上回った。自社EC売上高も16.8%増、自社EC定期会員数は16.4%増。売上高と定期会員数の双方で前年を上回る推移が続き、定期購入を軸とする事業基盤の拡大が鮮明となった。
・Heartseed<219A>(東証グロース):東京都に再生医療等製品製造販売業の許可を申請。重症心不全向け他家iPS細胞由来心筋球の将来の製造販売承認申請と国内上市を見据えた対応で、GQP・GVPに適合した品質管理、安全管理体制を整備する。研究開発段階から商業化・上市に向けた実務体制構築段階への移行と位置付ける。
・(相場特集)【7万円再接近の次を読む】:17日の日経平均は506円45銭高の6万9220円25銭と5日続伸する一方、TOPIXは反落。4〜6月期実質GDPは年率1.1%増だが内需は弱く、長期金利は一時2.93%に上昇した。AI・半導体株が指数を牽引するなか、7万円台定着には銀行、内需、景気敏感株への物色拡大が焦点となる。
・LINEヤフー<4689>(東証プライム):「Yahoo!ニュース エキスパート」の専門家の知見を対話型AIで活用する「エキスパートAI」を開始。約1600名の発信コンテンツを基盤とし、第1弾では料理研究家の思考プロセスを反映した「ふらおレシピ」を提供。気分や食材に応じた料理を提案し、根拠となる元記事も提示する。
・ニトリホールディングス<9843>(東証プライム):東京大学発AIスタートアップの燈と共同開発した「お部屋の写真deシミュレーション」を無料提供。スマホで撮影した部屋の写真に家具を3D配置でき、既存家具を削除して模様替え後のイメージも確認可能。テーブル、ソファ、ラグ、照明器具など約2500商品に対応し、対象を順次拡大する。
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2026年08月18日
【主なニュース&材料】AI・半導体・M&A・株主還元・再エネ・月次好調――成長投資と企業価値向上へ
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:43
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