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2026年08月18日

NEC、暗号デバイス設計法を開発、物理的安全性を従来方式の半分以下のコストで実現

■京都大学・東北大学の研究成果を活用、スマートフォンやICカード、IoT機器への応用視野

 NEC<6701>(東証プライム)は8月18日、物理的安全性を保証できる暗号デバイスの設計方法を開発したと発表した。京都大学大学院情報学研究科と東北大学の研究チームが、暗号デバイスから生じる消費電力や放射電磁波などの物理的漏えいを数学的に解析し、安全性の保証に必要な条件を明らかにした成果を活用した。従来の漏えい対策技術に比べ、同程度の安全性を半分以下のコストで実現する世界最高水準の効率を達成したとしている。

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 NECは官公庁・企業向けITサービスを主力とし、生体認証や社会インフラなど幅広い領域を手掛ける。今回の研究では、秘密情報を複数の値に分散する「マスキング」と呼ばれる対策について、サイドチャネル攻撃に対する安全性を一般的な形で説明する理論を構築した。攻撃者が物理的漏えいから秘密情報を推測する力を定量化し、情報の分散数に応じて攻撃成功の可能性を指数関数的に小さくできることを示したほか、マスキングが有効に機能するための必要十分条件を明らかにした。

 実用的な条件では、提案手法による漏えい対策の実装コストは従来方式の半分から5分の1以下に抑えられるとしている。研究成果は、米国カリフォルニア州サンタバーバラ市で8月17日から開催される国際暗号学会議「CRYPTO 2026」で発表する。今後は現実環境での実装・評価や第三者評価を含む検証を進め、スマートフォン、ICカード、IoT機器などへの社会実装を目指す。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:49 | 新製品&新技術NOW