
■調味料1959品目が最多、加工食品1848品目、平均値上げ率11%
帝国データバンクは8月31日、主要食品メーカー195社を対象とした「食品主要195社」価格改定動向調査―2026年9月を発表した。9月の飲食料品値上げは4923品目、1回当たりの平均値上げ率は11%で、2026年の単月では最多となる。前年9月の1467品目から約3倍に増え、4000品目を超えるのは2025年4月以来1年5カ月ぶり。2022年以降では4番目の高水準となった。
分野別では、マヨネーズやドレッシング、しょうゆ、つゆ、食酢など「調味料」が1959品目で最多となった。「加工食品」は冷凍食品やチルド食品、すり身製品など1848品目、「酒類・飲料」は466品目、「乳製品」は278品目、「菓子」は272品目となった。2026年の値上げ品目は1〜11月の判明分で1万9083品目に達し、2年連続で年間2万品目を超えることが確実となり、前年の2万609品目を上回るとみられる。
■「中東発インフレ」が押し上げ、原材料高は9割超
値上げ要因では「原材料高」が90.7%で最多となったほか、「物流費」65.7%、「エネルギー」65.1%、「包装・資材」63.1%、「人件費」51.3%と、いずれも高水準となった。中東情勢の悪化に伴う原油・ナフサ高など「中東情勢」を要因とする値上げも27.8%を占め、石油由来の資材価格上昇が食品価格を押し上げている。
同社は、中東情勢の緊張や原油価格の高止まり、記録的な円安基調による輸入コスト高、異常気象による農水産・畜産品の不作などを背景に、2026年後半も断続的な値上げが続くと予想する。10月には3033品目の値上げが見込まれ、年間では前年に続き2万品目台となり、前年累計を上回る見通しとしている。
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