■やまびこ最高益、伊藤園増益、マクアケ上方修正、イーソルTOB、資産効率化・持株会社移行・成長投資相次ぐ
・(注目銘柄)やまびこ<6250>(東証プライム):株価は4425円と4日続伸し、年初来高値4470円に接近。26年12月期は純利益165億円と2期ぶり最高益を予想する。米国の小型屋外作業機械、欧州のロボット芝刈機が好調で、円安方向への想定為替見直しや米国関税還付も利益を押し上げる。
・(決算速報)伊藤園<2593>(東証プライム):27年4月期1Qは売上高3.3%増、営業利益22.0%増の102億円。価格改定や減価償却費減が寄与し、営業利益率も7.5%へ改善。「お〜いお茶」の海外飲料販売数量は25%増、海外グループの売上高は29.3%増と成長した。
・(決算速報)ピープル<7865>(東証スタンダード):27年1月期中間期は売上高12.1%減ながら、営業損失を前年の1億76百万円から1億10百万円へ約37%縮小。販管費を約98百万円削減したほか、新ベビートイ「Baby curiosity」と「ピタゴラス」が堅調に推移した。
・(上方修正速報)マクアケ<4479>(東証グロース):26年9月期予想を上方修正し、売上高58億50百万円、営業利益8億60百万円、純利益7億40百万円を見込む。営業利益は前期比92.4%増の約1.9倍。「Makuake」の大型プロジェクトや広告配信代行など付随サービスが想定を上回った。
・イーソル<4420>(東証スタンダード):MBOの一環としてベインキャピタル系BCJ−110が1株820円でTOBを実施。会社側は賛同し、株主に応募を推奨する。公開買付期間は9月2日〜10月19日。TOB後はスクイーズアウトを経て完全子会社化し、上場廃止となる予定。
・かどや製油<2612>(東証スタンダード):株式非公開化に関する一部報道を受け、「会社発表ではない」と説明する一方、企業価値向上に向け非公開化を含む様々な経営戦略上の可能性を検討していると開示。現時点で具体的な手法、相手先、価格、時期など決定した事実はなく、今後の具体化が焦点となる。
・日本製紙<3863>(東証プライム):保有するリンテック株1243万6600株を1株5115円、総額636億円で売却。27年3月期に連結ベースで投資有価証券売却益239億円を特別利益として計上する見込み。政策保有株式の縮減を進め、資本効率向上と財務戦略を加速する。
・アストロスケールホールディングス<186A>(東証グロース):JAXAの大型スペースデブリ除去実証「ADRAS−J2」で欧州Isar Aerospaceと打上げ契約を締結。約3トンのロケット上段を捕獲して軌道離脱させる計画で、28年4月期に打上げ予定。契約総額120億円に変更はない。
・東洋紡<3101>(東証プライム):11月末に事業を休止するエルサルバドル子会社IUSAが保有する工場用地、福利厚生施設用地、山林などの固定資産を譲渡する。ポートフォリオ改革の一環で、資産効率と財務体質の強化を図る。譲渡価額・帳簿価額は非開示で、特別利益を計上する見込み。
・九州電力<9508>(東証プライム・福証):単独株式移転で設立する「キューデンホールディングス」の東証プライム・福証への新規上場が承認された。証券コードは642Aで10月1日に上場予定。九州電力株は9月28日が最終売買日、29日に上場廃止となり、持株会社体制へ移行する。
・積水樹脂<4212>(東証プライム):保有する四国化成ホールディングス株126万6000株を全株売却する。27年3月期に政策保有株式を約3割縮減する目標の一環。売却価格は9月9〜14日のいずれかの日に決定し、第2四半期に投資有価証券売却益を特別利益として計上する見込み。
・富士紡ホールディングス<3104>(東証プライム):10月1日付で東証の所属業種を「繊維製品」から「ガラス・土石製品」へ変更する。IT関連産業向け高付加価値製品を手掛ける研磨材事業の売上拡大が背景。証券コード3104は変更せず、新聞各紙の株式欄では「窯業」に移る見込み。
・日清紡ホールディングス<3105>(東証プライム):四国化成ホールディングスの株式売出しに参加し、保有株200万株を売却する。政策保有株式の縮減と資産効率、財務体質の改善が狙い。売却価格は9月9〜14日に決まり、第3四半期に投資有価証券売却益を特別利益として計上する見込み。
・WOWOW<4839>(東証プライム):株主優待を変更し、対象株主全員に「WOWOW百貨店」で使える2000円分のクーポンを新設。特製QUOカードは終了する。9月末時点で100株以上を1年以上継続保有する株主が対象で、視聴料無料、Amazonギフトカード、寄付の選択制優待は継続する。
・ユニチカ<3103>(東証スタンダード):10月1日付で東証の所属業種を「繊維製品」から「化学」へ変更する。構造改革により繊維・不織布などから撤退し、フィルムや樹脂など化学関連事業の売上構成比が拡大したため。証券コード3103は変更せず、株式欄の表示も「化学」へ移る。
・abc<8783>(東証スタンダード):暗号資産ディーリング事業からの撤退に伴い、同社と子会社が保有する暗号資産の売却を8月末までに全て完了した。ETHなどの売却・換金処理も終了。経営資源を既存事業と成長分野へ集中し、財務報告や内部管理体制の充実を図る。業績影響は算定後に開示する。
・クオンタムソリューションズ<2338>(東証スタンダード):子会社がETH714.80枚とBTC5.07枚を追加売却し、第2四半期に合計約5000万円の売却益を計上する見込み。AIインフラ事業の資金確保が目的で、今回の売却によりBTC保有残高はゼロ、直ちに売却可能なETH残高もなくなった。
・ラクス<3923>(東証プライム):純投資目的で保有する上場有価証券の一部に売却枠を設定し、投資有価証券売却益20億円を見込む。売却は10月末までを予定し、27年3月期に特別利益として計上する方針。実際の売却額は株価動向などで変動する可能性があり、確定後に開示する。
・太陽ホールディングス<4626>(東証プライム):四国化成ホールディングスの株式売出しに参加し、保有する149万株を全株売却する。保有資産の効率化が目的。売却価格は9月9〜14日に決定する予定で、27年3月期第2四半期に投資有価証券売却益を特別利益として計上する見込み。
・ワークマン<7564>(東証スタンダード):8月の既存店売上高は前年同月比17.0%増と大幅伸長。客数7.8%増、客単価8.5%増となり、全店売上高も21.6%増えた。ワーキングウエアからカジュアル、服飾小物まで夏物が好調で、新たな高機能モデルを投入したリカバリーウエアも売上を伸ばした。
・IBJ<6071>(東証プライム):8月の成婚組数は前年同月比20.8%増の1983組、お見合い件数は15.1%増の10万5386件、登録会員数は9.5%増の11万885人。新規入会は1.1%減だったが、加盟相談所で増加し、直営店ZWEIでもリード数と成約率が好調に推移した。
・ダイイチ<7643>(東証スタンダード・札証):8月の既存店売上高は前年同月比3.3%増、客数0.6%増、客単価2.6%増とそろってプラス。全社売上高も3.3%増えた。部門別では畜産6.0%増、デイリー4.7%増、青果4.4%増など全区分が前年を上回り、4〜8月累計の既存店も1.3%増となった。
・三越伊勢丹ホールディングス<3099>(東証プライム):8月の国内百貨店売上高は前年同月比4.2%増。伊勢丹新宿本店は7.0%増、三越日本橋本店は14.9%増となった。宝飾・時計やラグジュアリーブランドが堅調で、海外顧客売上高も13.3%増と二桁成長を継続した。
・フィットイージー<212A>(東証プライム):8月の既存店会員数は前年同月比10.7%増の22.7万人、全体会員数は47.2%増の30.2万人となり30万人を突破した。店舗数も8月末で300店に到達。9月に9店舗、10月に4店舗のプレオープンを予定し、既存店成長と新規出店の両面で拡大を続ける。
・ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>(東証プライム・名証メイン):9月8日付で東証プライムからスタンダード市場へ移行する。監理銘柄指定は9月2日に解除され、プライム市場の上場維持基準への適合計画も取り下げる。市場区分変更後も成長戦略や経営方針は変えず、業績向上、株主還元、IR強化などを継続する。
・E・Jホールディングス<2153>(東証プライム):子会社エイト日本技術開発が筑波大学発FullDepthと資本業務提携し、約3億円を出資。今後3年間でインフラ維持管理向け国産AUVを共同開発する。水インフラを皮切りに海洋調査、防災・減災、洋上風力、防衛関連への展開も視野に入れる。
・ASNOVA<9223>(東証グロース・名証ネクスト):単独株式移転で設立する「ASNOVA Companies」の東証グロース・名証ネクストへの新規上場が承認された。証券コードは640Aで10月1日に上場予定。ASNOVA株は9月29日に上場廃止となり、1対1の株式移転で純粋持株会社体制へ移行する。
・ZenmuTech<338A>(東証グロース):医療AIプラットフォーム技術研究組合と、特許取得済みの「秘密分散プロキシ技術」を活用したサイバーセキュリティ事業を開始。通信データを複数に分割・無意味化して漏えいリスクを低減する。病院、診療所、介護施設、薬局などを結ぶ地域医療ネットワークへの展開を目指す。
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2026年09月02日
【主なニュース&材料】最高益・業績上方修正・MBO・政策保有株売却・月次好調・宇宙開発・医療セキュリティ――企業価値向上へ
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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 08:34
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